［第11話 ］
愚公がシュートを決めた後、観客席の方を見ると肖奈が微微の隣に座っているのを見ていてパスを出そうとした永侯（ヨンホウ）のボールが敵にとられる。愚公が「学部の花だ」と。永侯も見る。
観客席も試合でなく２人を見ている。
「あれって貝微微よね？」「準ミス慶大の子？」「なぜ肖奈が隣にいるの？」「偶然？」「分からないの？デキてるのよ」「肖奈が彼女を自転車に乗せてた」「微微が私たちの男神を独り占め？」などと囁かれ、孟逸然も肖奈目当て？でもミス慶大になるより男神を落とす方がすごいと言われているのを聞いた逸然は娜娜に「あなたのせいよ来なきゃよかった」とふてくされ文句を言う。
同点になり「追いつかれた」と微微が言うと肖奈は微微に顔を近づけて「奴らが試合に集中すればまた引き離せる」と言う。肖奈が試合に目を戻すと、微微はふぅーと息をはきだす。
ハーフタイムで微微は肖奈に二喜達を紹介する。固まってる３人を見て微微は、彼女たちに比べれば私の方がずっと冷静に見えるはずと、頑張って平静を装う。
肖奈が「愚公と猿子酒がいる。あとで挨拶する？」と言う。微微は「私が廬葦微微だと知ってるの？」と聞くと肖奈は「いや」と答える。微微は「行くわ」と答える。
広告
試合は情報学部が勝利して終わり、微微は二喜達に「一緒に帰るから待ってて」と言うと肖奈の方を見て２人は一緒に席を立ち愚公達の所へ行く。（すごくここの流れが自然で３人に後で突っ込まれます）
２人がコートを横切って歩いて行くと愚公達がにやけながら近寄ってきて「おい三男、お前もついに･･･独身軍団から卒業か」と言う。微微が親しげに挨拶する。「どうも」と笑顔で答える愚公、永侯、大乗（暁玲の彼氏）。
微微が「私が廬葦微微なんです」と言うと、驚いた愚公がボールを落とし、永侯が「一体、どういうことだ」と聞く。肖奈は２人の反応に満遍の笑みを浮かべ「見たままだ」と答える。
愚公は「ウソ？信じられない」と話している所へ他の同級生達が来て「学部の花を落とすとはお前もやるな。告白はどっちが？」と冷やかしに寄ってくる。
永侯が微微を打ち上げに誘うが（被り気味で）「彼女は行かない」と肖奈が言う。しかし同級生達がさらに誘うので肖奈は「彼女に聞いてくれ」と言う。微微は「友達が待ってるの」と断わり、それじゃと挨拶し、行こうとするが肖奈が微微の手首をつかむ。肖奈は笑顔で「何時に図書館へ？」明日 前で待ってる」と言う。微微が返事をして行こうとしても手を離さず「俺の席も頼む」と笑顔を向ける。（肖奈の目が♡に）
少しして、郝眉が体育館に駆け込んで来る「おい、あの子は？」三男の彼女は？とベンチに座っている愚公達に聞く。（肖奈は彼女は？って聞かれまた口元が緩む）もう帰ったと聞き、郝眉は呼んで来てよ。俺も見たいと言うが、肖奈は「また今度な行こう。愚公のおごりだ」と言う。
愚公が今日はお前のおごりだろと言うと肖奈は「さっき彼女におごって金欠だ」とすごい笑顔を見せる。肖奈の様子に愚公は「ついに三男もバカップルの仲間入りか。先が思いやられる」と独りごとを言う。（ほぼ無表情だった肖奈の顔が緩みっぱなしに）
試合からの帰り道。微微は二喜達に「なぜ今まで隠してたの？」と詰めよられる。微微は「私も知らなかった」と答えるが、絲絲が「付き合って半年は経ってるわね」と言う。微微は「せいぜい30分よ」と答え、ゲームで知り合った経緯を話し、今日会って初めて一笑奈何が肖奈だと知ったと話すと、絲絲は驚き「出会いからまだ２時間？つまり出会った瞬間に落とされたわけ？」と言う。微微は「まぁ･･･そうかな」と答える。
暁玲が（比翼双飛に乗ってる画面見ていたとき）「恋愛中みたいと言ったでしょ。でも相手が男神なんてびっくりよ」と興奮ぎみに言う。絲絲に「この前言ってた自作動画は？」と聞かれ動画の件を奈何（肖奈）と話していないことに気づいた微微は３人を置いて行ってしまう。暁玲が「人は恋するとあそこまでバカになるのね」と。二喜は「さすがは男神ね、女子を落とすのも電光石化」と３人も盛り上がる。
郝眉は歩きながら、義姉さんのことが心配だと愚公と永侯に話す。２人は貝微微と廬葦微微が同一人物だと隠し郝眉を騙すことに。郝眉は肖奈に「義姉さんのことはどうするつもりだ」と。肖奈も２人にあわせ郝眉を騙す。 そして「微微に聞け」と肖奈に言われた郝眉は「もしかして同一人物？」と気づく。
夜。打ち上げで同級生達に「しかし三男がこんなに手が早いとはな」「秒殺で学部の花をモノにした」「どんな手を使った？」とあれこれ聞かれ肖奈は「これも才能だろう」と答える。
同級生が「やっと情報部から出た準ミス慶大をモノにしてくれた･･･」と話すと、郝眉は「おい 何が準ミスだよ」義姉さんは文武両道だぞ。間違いなくナンバーワンだと言う。（武はゲーム？）
すると永侯が「あのランキングは接戦だった。孟逸然と三男の嫁だ。なぜ嫁が負けた？」とミス慶大美女ランキングの話題になる。
大乗が写真は盗撮で清純さに欠けると微微は言われたと話すと肖奈が「何の話しだ」と聞く。愚公が美女ランキングも知らないのかと聞き「ならこれは？」と危険指数ランキング 義姉さんはナンバーワンだとスマホを見せる。肖奈は郝眉からＰＣを借り、何かをし始める。それを見た同級生は「まさか 投票じゃないよな」とからかう。
愚公が「見せろ」と肖奈からＰＣを取り上げ、美女ランキングを見ようとするが表示されない。
愚公は溜息をつき「三男 何をした」と言う。肖奈は「デタラメなランキングだ、残してどうする」と何もなかったようにおつまみを食べる。「お見事」と愚公は言う。
「じゃあ三男と義姉さんに乾杯だ」と皆で乾杯していると同級生の１人が「おい三男と嫁の話題で掲示板が炎上してるぞ」と。みんなもそれぞれのスマホで掲示板を見る「おい三男、マジで炎上中だ」と肖奈にスマホを見せる。
学生達が自習室で２人の記事を見ながら嘆き、曹光（ツァオ・グァン）は微微にプレゼントを買って寮に戻る途中に友達に会い、肖奈と微微の話題で掲示板が炎上していることを教えられる。逸然は娜娜に八つ当たりする。
ヤケ酒を飲む曹光に友達が「貝微微は忘れろ。あんな女のために、落ち込むことない」と慰める。偶然、通りかかった娜娜はスマホでその様子を隠し撮りする。
曹光は「ゲームではペアなのに、現実は肖奈を選んだ。ゲームなら人の気持ちを弄んでいいのか･･･」と怒る。友達はIQは高いがEQの低い理系女子より国際学部の女子を選ぶように言うが、曹光は諦めないと言う。
打ち上げで同級生たちが帰り、郝眉はトイレに行き、お店のスタッフが学食にいた男だと気付き声をかける。（最近よく学食に行ってるって郝眉がここで言ってる。肖奈は微微に会うため仲間誘って遠くの学食によく行っていたみたい）
微微は肖奈との出来事を思い出しなかなか眠れないでいた。二喜が酷い腹痛をおこし、皆で二喜を病院連れて行く。
病院。朝、寝ていた微微が目を覚まし二喜に具合を聞くと「昨日のおやつは男神からの差し入れ？」と。そうよと微微が答えると「神様の食べ物には要注意ね。凡人には消化できない」と言うが、本当は絲絲のダイエット茶を飲んだんでしょと微微は言う。
ポットからお湯を入れている微微を見て二喜が「本当に美人ね。男神が惚れるはずだわ」と言う。「違うわ、彼は私の内面に惚れたのよ」と微微が言うと「内面？」と二喜は吹き出す。微微は二喜のスマホを借り肖奈に電話しようと病室を出ようとすると･･･目の前に肖奈が立っていた。微微は会話を聞かれて照れてしまう。
肖奈の車の助手席に座った微微は、早速ナルシストがバレちゃった？ただの冗談なのに、どうしよう？反応を待つ？と思う。
後部座席では、二喜が「なぜ男神が迎えに？」と小声で聞くと暁玲が今朝、大乗と電話で話していたのを男神が聞き自分が迎えに行くと言う事になったと。そして肖奈に朝食もご馳走になり寮に送ってもらう。
寮に着くと二喜達は車から降りるが、微微は肖奈にドアを開けてもらって車から降りる。（お昼12時も風騰がドアを開けてた）３人は３分間お礼をするように言い先に部屋に戻って行く。
肖奈は微微に「準備したら？」と言う。「何の準備？」と微微が尋ねると「３分間、お礼をするんだろ」と。微微が笑って冗談よと言うと肖奈は「すっかり本気にした」とほほえむ。寮に入って行く微微の後ろ姿を肖奈は微笑みながら見つめる。
お昼。暁玲と絲絲が食べ物を買って部屋に戻って来る。「いいにおい」と寝ていた微微が目を覚ます。二喜はすっかり元気になりネットショッピング中。そして、微微と肖奈が慶大掲示板で噂になっているのを見つけ「２人の手つなぎ写真まで上がってる」と言うと微微はご飯を食べていたが、急いで二喜のＰＣを見に行く。
このツーショットがアップされて校内は騒然よいろんな噂が飛び交ってるわ･･･と。そしてミス慶大のランキングが消えてると話す。微微は「皆ゴシップ好きね」と言うと、「ゴシップがストレス解消になるの」と絲絲が言う。
「10時だわ 急いで買わなきゃ」見てこの服どう？と二喜が言うと暁玲と絲絲は服を見に行く。
その時、部屋の電話に肖奈から電話がくる。肖奈に「図書館へは？」と聞かれ、微微は「今からじゃ席がないかも」と答えると肖奈が「いい場所がある、案内するよ」と言う。
肖奈は女子寮の前で、自転車に腰掛け微微を待っている。（決勝戦で待たせちゃったから･･･早めに。今日もこれからもたぶんずっと微微より早く待ち合わせ場所にいるはず）寮から出て来た微微は肖奈が待っているのを見つけて、走って肖奈の所へ行く。
「どこへ？」と微微が聞くとさりげなく微微のリュックを肩から取り、籠に入れながら「行けば分かる」と言う。肖奈が自転車にまたがると微微が今度は抵抗なく後ろに座る。肖奈は座る間、ずっと微微を見てほほえみ、微微が肖奈を見ると満遍の笑みを浮かべる。
構内を自転車で二人乗りで走る。歩いている学生達に注目されるが、微微はもう人に見られても平気よね、と思い肖奈の腰につかまる。
微微が「図書館じゃないの？」と聞くと、肖奈は「大学の外なんだ」と答え、走って行く。
ーつづくー
各話一覧はこちらへ
各話一覧はこちらへ
にほんブログ村
ラベル：あらすじ シンデレラはオンライン中！
