[第17話 ]
郝眉(ハオ・メイ)のPCをハッキングした犯人のPCに肖奈(シャオ・ナイ)が侵入し、カメラから犯人の顔を見ようとするが犯人は席を立ってしまう。郝眉がもう少しだったのに逃げられたと悔しそうに言う。
郝眉は食堂へ行き「一緒にどう?」と食堂で働いている男を誘う。郝眉がいろいろ大変なんだよと愚痴をこぼし始める。しばらくして男は「家は?」と郝眉に聞くが、酔っていて答えられない。男はPCで郝眉の不動産権利書を見る。
酔って寝ていた郝眉が起き「もしかして料理の中に薬でも?」エネルギーが満ちあふれていると言う。男は「脳はオーバーヒート寸前」だと聞くと辞めればいいと言うが、郝眉は仲間と始めた事業だ、無責任な真似はできない「うちの三男は俺の2倍働いてる」と言う。
男が「うちの三男?」と聞き返すと郝眉は「この前一緒に来たイケメンさ」と。しかし男は覚えてないと答えたので郝眉は喜び「俺のオーラには誰もがかすむ」と言う。男が「うん」と答えたので郝眉は驚くが喜んで「見る目があるね。ありがとう」と言うと帰って行く。
致一テクノ。肖奈が帰ろうとするとスマホに電話がかかってくる。肖奈が君は?と聞くと「KOだ。おとといやり合った」と相手は答える。なぜ番号を知っているのか聞かない肖奈に、KOが聞くと肖奈は「俺だってすぐにでも調べられる」と。KOは「ならやってみろ30分やる」 と言う。
肖奈は目を閉じソファに座っていると電話が鳴り「お前の負けだ1時間待った」と言うKOに電話番号を言い5分だと言う。なぜ電話をしてこないと聞くKOに「じらしてやろうと思ってね。KOは一匹狼で有名だ」狙いは何だと。KOはその問いに答えず、ハッカー大会に参加しようと肖奈に言い「俺が負けたら1年間無給で働く。人手不足だろ?」と。
肖奈はいいハッカーがいいプログラマーとは限らないと言うと、KOは「腕は保証する」と言う。肖奈は「受けて立とう」成功数で勝負を。ついでに記録更新も狙うと言う。
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翌朝。愚公達が出社すると、「昨日国際ハッカー大会で中国の2人が記録を破ったらしい。1人が69件、もう1人が68件だ」と社員が言う。永侯(ヨンホウ)は「マジか?」と驚く。
肖奈が3人を待っていた。徹夜したのか?と聞かれ、肖奈はオフィスで寝たと答え「今日 新しいスタッフが来る」と言う。そして知り合いだと郝眉を見る。「俺の?誰だ・・・」と聞く郝眉に「寺だ」と答える。
深夜。愚公は本当に郝眉のPCをハッキングした奴が?「三男、一体奴に何をした」と聞くが、肖奈は俺は何もしていない「奴が望んだことだ」と答える。郝眉がモップを持って来て、奴が来たらこれをお見舞いしてやると言う。
待ち構える4人の前にKOがやって来る。郝眉は「なんで君が?」出前 頼んだ?と肖奈に聞く。
肖奈は君だったのかと言う。KOは「俺の負けだ。約束どおり1年間無給で働く」と言う。肖奈は「致一テクノへようこそ」と2人は握手する。
永侯が「KO?」と。そして超すご腕で超有名なハッカーだと気づく。KOは「無給で」と言うが、肖奈は笑って「郝眉の口座に入れる」と。そして郝眉お前がKOの面倒を見ろと言う。
郝眉はKOのデスクへ案内する。KOが「怒ってない?」と聞くと、郝眉は「そりゃ腹は立ったさ」でも考えたらドラマチックかなと答え、なぜ俺の壁紙をアイドルから寺に変えたか聞く。KOは「ブスだから」と答える。郝眉は女神を侮辱するのは許さないと言うが、もっと深刻な問題に気づく「これから俺の飯はどこで食べればいい?」と。
会議が終了して、社長室に戻る肖奈を愚公が追いかけ「KOは結構やるよな」と。奴が来てから郝眉も落ち着いた。これぞ友情のパワーだと言うが、肖奈は笑う。
愚公が微微と「同居しないのか?」と聞くと、肖奈は「当たり前だ。結婚前だし経済力もない」と答える。その答えに愚公は「何だって?ずいぶんと弱気だな お前らしくない」と言う。肖奈は愚公を睨む。愚公は肖奈を夕食に誘うが肖奈は「結婚 子作り」と言い帰って行く。
三生石。一笑奈何と廬葦微微、立会いのもと霊獣は婚礼をあげる。霊獣界の仲人から霊獣の新居には夜8時以降と入居できると言われ微微は大喜びし『霊獣が入居する時は屋根からハートが飛び出すそうよ』と。肖奈『試してみよう』と答える。
しかしオンライン時間が足りず霊獣は入居できなかった。微微はふてくされる。
微微がオンライン時間を稼ぎ、肖奈はオートフォローにして仕事を始める。微微は少しして、彼はオートフォローだから私の行動はわからないと廬葦微微を踊らせて大笑いする。でも、見れないはずの肖奈はそれを見ていてほほえみRECする。
微微は肖奈と同じ機種のスマホを買い、初メールはインパクトがないと・・・と考え懸賞当選詐欺の手口を真似て『手数料1000元の入金確認後商品発送』とリアルに見せるために自分の口座まで書いてメールする。
微微は男神はスパムメールだと思って削除するはずと。食事をしながら返事を待ち、男神はメール見たかしら 削除したよね 何て言って責めようかなと妄想しニヤけてしまう。
しかし、本当に肖奈から1000元入金されて驚き、急いで自分の部屋に戻り「あれはウソよ」と電話するが、肖奈は君だと分かったと。発信地を調べたら君の故郷だった。口座番号にも見覚えがあったと答える。
そして、君の詐欺の手口も悪くないよ「航空券を買え」と。肖奈は花の咲いたサボテンを見て「あぜ道に花開く 緩緩と帰るべし」と言う。微微はその言葉を聞いて戻ることを決める。
微微は実習中は暁玲の家に住むと両親に話す。そして荷造り中、漢詩の本を落としパパに「お前が漢詩を読むとはな」と言われ「文学の素養も高めないとね」と答える。
微微は北京に戻るとその足で肖奈に内緒で会社に行って驚かそうとする。会社のビルのエレベーターが止まっていて微微は仕方なく階段で上がるが4Fに着いた時にはエレベーターが動いていて来客を迎えに来た愚公とばったり会い驚く。
微微はこっそりと帰ろうとするが方社長にこちらの方も社員?と聞かれた愚公が「社員の家族です」と答え、微微はまるで駆け落ちがバレた感じと思う。愚公は方社長を社長室に案内した後、微微に「これって駆け落ち?」と聞く。
社長室から肖奈が出て来て微微を見て一瞬驚くが直ぐに方社長に目をやり挨拶する。愚公が方社長達を試聴ルームに案内して行く。
肖奈はすごく冷静な態度で「来て」と言い足早にスーツケースを持って社長室へ向かう。微微は相変わらず冷静ねと。少しくらい喜んでくれたっていいのにとがっかりしながら後をついて行く。
微微が社長室に入ると、肖奈は扉を閉めながら壁際に立っている微微の前に自然に立ち、無言でキスをする。途中、愚公から「お客を待たせたらよくないだろ」と声をかけられ微微は肖奈を押し返えそうとするが、肖奈はそのまま続ける。
微微は動揺し「機内食がまずくて・・・」と言う。「待ってて」と肖奈は言い、手にキスしてから社長室を出て行く。微微は目が泳ぎ、肖奈は頑張ってポーカーフェイスを装い視聴ルームへ。
社長室に残された微微は、キスされた手を見ながら、本当にここで待つの?従順すぎない?と思いながらも嬉しくて回転してから、気持ちを落ち着かせ「やっぱり逃げよう」とスーツケースを持ってこっそり帰ろうとするが、微微に出前が届く。支払いの小銭がないのを理由に微微は肖奈にメモを残して会社から逃げる。
方社長は「肖奈社長は音楽の才能もあるんですね。次回はご満足いただけますよ」とご機嫌で帰って行く。方社長が帰ると愚公は「“ご満足いただけます”か」と社長室を指差し「満足した?」と肖奈に聞く。
肖奈は「人は未知の事柄に好奇心を抱くものだな」と言い笑顔で社長室へ。愚公は「お前って本当に嫌みな奴だな」と言う。
社長室に戻った肖奈は微微がいないので苦笑いし、PCに貼ってある『牛丼ありがとう。でも小銭がなかったからお店に払いに行くわ』と付箋のメモを見て、大きく溜息。「素直に帰ると言えばいいのに」と独りごとを言い直ぐ微微に電話する。
微微は暁玲の家を掃除中。電話に出て「今どこ?」と肖奈に聞かれ「暁玲の家で掃除中。しばらく居候するの」と答える。「住所は?」と聞かれ、今掃除中で散らかってると言うが「すぐ行く」と肖奈は言う。恐れ多くて呼べないと言う微微に「恥ずかしいのか」と。微微は「宝桂ガーデンA棟1601。ジュースも買ってきて」と電話を切る。
肖奈が暁玲の家に着きドアをノックする。微微はドアを開けると入ってきた肖奈の頭に新聞で作った帽子をかぶせ「台所をお願い」と肖奈を台所に押して行き「きれいにしてね」と雑巾を渡す。
「お願いね」と言うと微微は、肖奈を台所に残して行ってしまう。残された肖奈は台所を、見回し笑う。
ーつづくー
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