[第25話 ]
暁玲(シャオリン)との電話を終え、ソファで考えてこんでいる貝微微(ウェイウェイ)を肖奈(シャオ・ナイ)が見かけ微微の所に来て座る。
肖奈は今日は早く上がるから君の荷物を取りに行こうと言う。微微は1人で平気だと答え、心配する肖奈に微微は笑顔で「大丈夫」と言う。
微微は暁玲の家に帰り、荷物をまとめてマンションを出る。通りを歩いていると甄少祥(シャオシャン)が、微微を見つけ「やっぱりな」と笑顔に。そして歩いている微微の横に車をつけ「廬葦微微 また会ったね」と声をかける。
微微が「真水無香」と言うと、少祥は「本名はジェン・シャオシャン “ シャオシャン ” でいい。送るから乗って」と言う。微微は首を振り、遠慮するわと断るが、少祥は車でついてきて「名前を教えて 廬葦微微と呼ぶのも変だろ?」と。微微はもう会うこともないと言う。
少祥はやっぱり送るよ大荷物で大変だろ?と言うと微微は「今から彼氏の所に行くの」と。「肖奈か?」と聞かれ、微微が答えないと少祥は「以前 出資を頼まれたけど魅力に乏しいから断った」と言う。微微は立ち止まり「あなたの会社って真億だったかしら?」と聞くと、少祥は嬉しそうに頷く。
微微が真億は私の彼氏の会社と新倩女の開発権を争ってるわね?と。少祥は一瞬、知らなかったような顔をする。微微は、つまり競合関係にある。そして私の彼氏はゲーム開発をマネジメントしてる」あなたは会社で何をしてるの?出資を拒んでくれて感謝してるわと微微は言い、ちょうど来たタクシーに乗り行ってしまう。 少祥は『まったく気の強い女だ。面白い」と笑う。
微微が肖奈の家に着くと、肖奈は微微の為にクロゼットにスペースを作り、実家に行く準備をしていた。「あなたは実家に戻るの?」と聞くと、肖奈は自分を抑える自信がないと答える。
2人は一緒に肖奈の実家に行くと、実家が水漏れになっていた。肖奈は修理を頼むが修理は明日になると。そして肖教授の宝物の入ったトランクを持って肖奈の家に戻る。
微微が「今夜はどうするつもり?」と聞くと、肖奈は「会社で寝てもいいが、両親の大切な宝物に何かあると大変だ。君1人にしておけない」今晩はここにと言い、さっさとトランクを奥の部屋に持って行ってしまう。
肖奈は仕事をし、微微はベッドで雑誌を読んでいる。微微は肖奈の仕事をしている姿を見ながら数十年後の私たちみたい。いい感じと思いながら微笑む。肖奈は違うことに気が向かないように?仕事に没頭中・・・
曹光は家で旅行中に二喜から送られてきた動画を繰り返し見ている。そして二喜に『まだ怒ってるのか?俺が悪かったよ』とメールを送る。二喜はベランダで、メールを見て溜息をつく。そして出て行ってしまった微微の部屋を眺め、ドアに寄りかかる。
曹光はカフェに「フン将軍と連絡がとれない。女って面倒だな」と話しかける。そして「ケリをつけるべきことがあった」と動画の件でナナに電話をかける。
その頃、孟逸然(イーラン)と娜娜は繁華街を歩きながら動画が消えたこと、肖奈に動画を見せた時のことを話していた。娜娜が「別れ話の最中かしら」と言うと逸然は微笑む。そこへ娜娜に曹光から電話がくる。曹光は「明朝10時逸然と校門の前に来い」と言う。いきなり呼びつけてと怒るナナに「明日来なければただじゃおかない」と言い電話を切る。
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翌日。娜娜は「イーランどうしよう。曹光は官僚の息子よ怒らせると面倒ね」と。逸然は「盗撮はいけないことよ」と。しかし逸然は肖奈が自分の話を信じて曹光に確認したと思いつくと喜び、曹光には誠心誠意謝りましょうと言う。
曹光はスクーターで2人の所へ来る。娜娜は媚びた声と態度をするが曹光に「落とし前をつけに来た甘えた声を出すな」と言わる。娜娜は盗撮の件を謝り言い訳をし、逸然も娜娜を許してもらおうと「肖奈とあなたが二股をかけられてるから」だまされてると気の毒だからと言うが、曹光は「いいか肖奈が君を好きになることはない」と言う。
そして曹光は、この件はこれきりにと。微微の変な噂が流れたら君たちを疑うと言う。娜娜は「たらし込まれて情けない」と。曹光は全ては話さず二股と言ったのは「自分の勘違い」とだけ言う。そして二人に変な噂を流さないように念押しし、逸然に「男を追いかけ回すのはいいが汚い手ばかり使うのは見苦しいぞ。」と言う。
微微は肖奈の隣でゲームを始めるが、少しして寝てしまう。肖奈は微微が寝ているのに気がつきブランケットを取りに行く。
少祥は「一笑奈何は肖奈だったのか」ゲーム開発のマネジメント?だからどうした。僕と比べたらとるに足らない男だと怒る。
ーつづくー
ちょうどその時、少祥は倩女で廬葦微微を見つけ『また会えるなんて驚いた』と書き込む。微微にブランケットをかけようとしていた肖奈は、廬葦微微の周りを馬に乗りくるくる回っている真水無香を目にする。肖奈は微微のPCを自分の手元に持ってきて、真水無香からのメッセージを読む。
『廬葦微微ペアを組んで初めてボスを倒した場所だ。覚えてるかい?仲間が危機に陥った時、君が突撃してみんなを救った。君はいつも先陣を切って勇敢に戦っていたね。結婚してた頃が懐かしいよ。君ほど心が通じ合えたパートナーはいない。こんな言葉、照れくさくてリアルじゃとても言えないけどね』と。肖奈はそれを馬鹿にしたような目で見る。微微が反応しないので、少祥は『微微いるかい?落ちたのか?』と。肖奈は笑みを浮かべると廬葦微微を動かす。(メイが、三男が不敵な笑みを浮べる時は、相手を陥れる時だ・・・コレ。陰険)
廬葦微微が動いたので真水は書き続ける『廬葦微微 別れて初めて気がついたんだ。僕が求めていたのは誰だったのかということを。人は誰でも過ちを犯す。僕も犯した。過去を消し去ることはできないけど、今からでも遅くないだろ?』そして、ちょっと躊躇してから『やり直すチャンスをくれないか?』と。
肖奈は飲んでいた、タンブラーのフタを閉め(パチって音が・・・怖)『俺は・・・一笑奈何だ』と打ち込む。少祥は驚き慌ててログアウトする。
ちょうど目を覚ました微微は自分のPCと肖奈を不思議そうに見る。倩女の履歴を見た微微は「どういうこと?」今頃、嫉妬に狂ってるわねと言う。
肖奈が「奴と会ったのか?」と聞く。微微は、待ち伏せされたと答える。肖奈は微微に近づき「なぜ黙ってた」と。微微は報告するほどのこと?と聞くと肖奈は「日常茶飯事なだけあるね。今後は報告を」と言う。微微があなたも報告してねと。肖奈は面倒だからやめると答える。
微微は、もしかして私は周りを不幸にする女なのかも。傾城の美女ねと。微微がふざけて言うと、肖奈は嬉しそうに「うん、世のために娶った」と微微の両頬をつねり、肖奈は額を微微の額に合わせ、2人は笑う。
阿爽(アーシュアン)はカフェで真億の李部長に友人を告発されたくなければ、私達に協力しろと迫られる。阿爽は「知ったところで真億に勝算はない」と前置きし、話し始める。
李部長は甄社長に阿爽から聞いた話を報告。最適化ツールの開発が9月15日までに完成すると聞き「阻止が無理ならプレゼンを早めよう」と言う。そこへ少祥が来て、新倩女幽魂の開発権を致一と争っているの?と聞く。そして「このプロジェクトに参加して、開発権を勝ち取りたい」と。
甄社長は「邪魔になるだけだ」と言うが、少祥は僕は倩女幽魂の熱狂的なプレイヤーだよ。誰よりもその魅力を知っている。肖奈を打ちのめしてやりたい」と真剣に言う。甄社長は「やっと自覚が芽生えたか」と喜ぶ。
新倩女のデモ版を見て少祥はスタッフに「この出来では到底プレイヤーを満足させられない」とダメ出しをして「僕の経験に基づいて修正指示を出すから従ってくれ」と言う。「プレゼンは1ヶ月後ですよ 間に合いません」と言うスタッフに少祥は「間に合わせるんだ。残業代は5倍、必要なら人を雇え」と指示する。
甄社長とり部長がその姿を見ていて、李部長は少祥を褒めるが、甄社長は新たな指示を出す。そして「我々の計画については息子には伏せておいてくれ」と言う。
愚公はお腹を空かせ肖奈の帰りを待っていたが、郝眉にお菓子をもらう。デスクの引き出しを開けた時、不動産契約書を見つける。愚公と永侯(ヨンホウ)は不動産契約書が2通も。しかも現金一括と驚く。
2人は郝眉の所へ行き、愚公は仕事をしている郝眉のPCのキーボードを適当に叩く。「何だよ」と怒るメイに愚公は不動産契約書を見せる。そして契約書を上に掲げ大声で「ここに大地主がいるぞ」と叫ぶ。郝眉の周りに社員が集まり郝眉はKOのデスクの下に逃げこむ。KOは郝眉を守るように座る。
社員が、大騒ぎしている所へ肖奈と微微が腕を組んで♡戻って来る。微微がもめごとかしら?と。肖奈は「様子を見よう」と言う。
KOがどかされ、郝眉は反対側へ逃げると愚公は「学生の頃、何度も俺から金を借りたが一度も返さなかった」と。郝眉は、親に入学を反対されてたから仕送りが少なかった「三男と黄砂の恐ろしさを知ってたら入学しなかった」と叫ぶ。しかし郝眉は皆に捕まり「飯をおごるよ」と言う。(まだまだ中身は子供なスタッフ、でも天才集団)
微微があなたを黄砂並みに恐れてるのねと言うと、肖奈は「覚えておくと伝えておいてくれ」と言い愚公のお弁当を微微に渡し社長室に行く。
そして、プレゼン日程変更のメールを目にする。
社員達が、郝眉に奢ってもらう店を相談している所へ肖奈が来て「5分後にミーティングだ」と言う。
ーつづくー