[ 第28話 ① ]
二喜(アルシー)は真億テクノにお給料を取りに行く前に学校のトイレに行き、曹光(ツァオ・グァン)とばったり会ってしまう。知らんぷりしてトイレに入ろうとした二喜に曹光が声をかけ、二喜は「知らないフリする約束よ」と言う。曹光は二喜が男子トイレに間違えて入ろうとしていたので声をかけた。間違いに気づいて慌てて女子トイレに駆けむ二喜を見て、曹光は笑う。
校舎を出た曹光は、二喜を待っている微微を見かけるが声をかけられずに帰る。
孟逸然(イーラン)も微微を見かけ、躊躇するが話しかける。微微に謝り、留学すると話す。そして二喜のような友達がいて羨ましいと言い、2人は握手をする。
真億のロビーで二喜を待つ微微は社内報を見て、表紙の男が阿爽(アーシュアン)と一緒に車に乗った男だと気づく。お給料をもらって戻って来た二喜にその男は「ゲーム開発部のリー部長」と聞き、微微は不審に思い肖奈(シャオ・ナイ)に電話をかけるがその時4人はスマホをオフにしていた。
肖奈は「公平を期すため ゲーム接続には風騰が提供するサーバーを使う。他は検証と同じだ」と愚公達3人に話す。緊張するハオ・メイを愚公がからかうが、永侯(ヨンホウ)は「少しは緊張してるが下痢で欠席した阿爽ほどじゃない」と言う。
4人は風騰担当者に案内された場所で真億テクノのリーダーとしてプレゼンに出席する甄少祥(シャオシャン)に会う。
皆が部屋に移動する時、ホー部長と真億のリー部長は目配せする。少祥は肖奈の前に一歩出て立ち止まり、肖奈を見る。
微微は二喜に逸然と食事した帰りに、肖奈の部下がリー部長と一緒にいたのを見たと「もしかしてシャオ・ナイは裏切られたのかな」と心配する。
封騰(フォン・トン)は1時の飛行機に乗るために各社の持ち時間は30分。画数順で真億の少祥からプレゼンが始まる。
真億のプレゼンが終わるとホー部長は「真億はいい提案をしてくれた」と褒める。そして致一の番に。その時、リー部長がスマホで合図を送り回線が細工される。
肖奈が挨拶し、スクリーンに小さい画面が映し出されるとホー部長は「画面が小さいな。プログラマーが少ないとか?」と聞く。肖奈は「8人です」と答えると皆は驚き、ホー部長に優秀な人材でもそんな少人数では開発力が・・・と言われる。しかし、肖奈は「人数こそ少ないですが実力を持つメンバーばかり。小さい画面はクオリティが低いのではなくプレイヤーがDLしやすい。デモを見ればご納得いただけます」と。しかしサーバーに繋がらない。
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風騰の社員が確認すると、回線に問題があり再起動には30分かかることがわかる。しかし封騰は45分後には出発しなくてはならない。社員達から真億のプランでいいのでは、致一のアイデアが勝るとは限らないとの声が出ると肖奈はメイに「ミラーサーバーに接続を」と言う。
ホー部長が不公平では?と言う。肖奈は「同じスペックのサーバーでバックアップを取り万が一の場合に備えました」と。そして封騰に接続のIDを書いた紙を渡すとミラーサーバーの必要性とリスクを最小限に食い止める事が統合に向けての風騰への約束だと話す。封騰が感心し拍手すると皆が続いて拍手する。
封騰は王部長に「偶然すぎる」と小声で言うと王部長は調べさせていると答える。
そしてミラーサーバーで致一のプレゼンが始まる。ホー部長が「シーンが複雑だとハイスペックPCが必要では?」と聞くと肖奈は笑い「その件についご説明します」とエンジンの最適化について話し始め、水害任務のデモを紹介する。そのデモを見た王部長は興奮し「1万人がオンラインでも問題ない。この技術を他のゲームにも生かせば我々の収益は・・・」と、ひとりで盛りあがる。
そして肖奈は「最後にこの場をお借りして致一の企業理念をお伝えします」と会社を立ち上げた理由と致一が目指すゲームと世界観を話すと封騰が共感する。
ホー部長は「致一の考えは悪くないが私は市場性を優先すべきだと思う」と言い、王部長は「私はそうは思わない」と意見が分かれる。そして両社は部屋の外で、風騰社の検討結果を待つことに。
結果を待つ間、リー部長は「状況は我々に不利だ」と、うろうろするが少祥は「全力は尽くしました」焦っても仕方ない。もし負けたら力不足だと言う。
愚公が「バックアップのことをなぜ俺に黙ってた?」と聞くとメイは、そんな暇ないよ三男の心配が現実になるとは思わなかったと答える。
会議室から出て来た封騰が肖奈に向かって「今から出発だ。契約の件は帰国後話そう」と。致一が開発権を獲得する。そして封騰は少祥に「今日はありがとう。御社の誠意は受け取った」とホー部長をチラリと見て「また次の機会に」と言う。少祥は晴れやかな顔で封騰と握手する。
封騰は「ホー部長 ちょっといいか」と言うとホー部長は頷き、リー部長と目配せする。
封騰は肖奈に近づき小声で「すまなかった」と言い部下を従えその場を後にする。
少祥は「認めたくないが今回は君の勝ちだ完敗だよ」と肖奈に言い帰って行く。愚公達3人はガッツポーズで大喜びし、肖奈は当然とばかりに3人を見て笑う。
少祥は社員に「今回は負けたがこの反省をもとにしっかり準備すれば次こそは勝てるはずだ」と。そして、社員に労いの言葉をかけ、謝る社員に責任は自分にあると言い「日程が早まらなければ結果は違っていたかもな」と言う。
少祥はリー部長が、いないことに気づき探しに行くと甄社長と電話をしていた。そして負けた経緯を話し「ホー部長の協力も見抜かれたかと」と。少祥はその会話を聞いでしまう。
甄社長と電話しているのを聞いてしまう。
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