[第7話]
『美少女マッチ』岸陽大会最終戦。
松柏館のバイツァオと桜流の加藤銀百合の対決。
バイツァオは加藤小百合の7連勝を破り現在8連勝目。MCが「この試合は妹の敵討ちになりますね」と。
試合が始まる。加藤銀百合の世界ランクは15位。バイツァオは51位。経験と実力は加藤が上。しかしバイツァオは試合ごとに強くなっていると解説する。バイツァオは攻撃せず、門下生達から「旋風3連蹴り」と、声援があがる。
バイツァオが3連蹴りを繰り出そうとすると銀百合もバイツァオに向かう。両者共に旋風3連蹴り。回転が速い方が勝つが速度が同じでお互いの蹴りを止める。再び両者が旋風3連蹴り。銀百合も回転速度を上げ2人は互角の戦いになり、銀百合はバイツァオの成長に驚く。そしてさらに両者は再びぶつかるが互角で着地。
ルイが「なぜ小百合は旋風3連蹴りで攻撃を?他の技もあるのに」と聞く。チャンアンは「負かされた相手を負かされた技で負かす。それが桜流のやり方だ。栄誉を守るためらしい」と答え、鉄小百合はなぜ鏡のように同方向に回転を?と聞かれると「真っ向勝負では力負けする」と言う。
試合は膠着状態になり、鉄百合は旋風3連蹴りから独自の技に切り替え攻撃をし始める。バイツァオは技を防御し続けるが点を取られてしまう。
バイツァオと鉄百合は互いに攻撃、防御し合う。
落ち着いて相手の動きをみるのよとバイツァオは思う。そして攻撃を交わし得点を取る。シャオイン達は喜ぶが、桜流蹴りがまだ出ていない。
鉄百合が強いわねと言い、バイツァオはあなたこそと。鉄百合は「もう遠慮はしないわ」と桜流蹴りを繰り出し始める。
桜流蹴りは5回転しながら連続攻撃する技で前回の世界選手権では一挙に10点を得た「一度の攻撃での最高得点記録です」とMCが言う。そしてバイツァオは一気に5点取られ、残り時間は1分を切る。
鉄百合は「すぐに終わらせてやる」と、気合の声を上げバイツァオに向かって行く。バイツァオは目を閉じ私は勝つ。岸陽と松柏館のため。世界選手権のため。ルオバイ先輩のためと。そして訓練した光景が頭をよぎる。その時チャンアンが立ち上がり「構え」と声をかける。バイツァオは桜流蹴りを交わし得点を取る。
「旋風3連蹴り」と指示されるとバイツァオは連続で旋風3連蹴りを繰り出し鉄百合が倒れる。
ティンハオは驚き凄すぎると立ち上がる。そして一気に点が入り2人の得点差は2点となる。
両者の門下生達が皆立ち上がる。鉄百合が倒れたままで審判がカウントを始めるとチャンアンは応援席を後する。鉄百合は起き上がれず、バイツァオはKO勝ちで岸陽大会のチャンピオンになる。
松柏館の門下生達はバイツァオに駆け寄り大喜びし鉄百合は桜流の仲間に連れて行かれ、バイツァオはメディアに囲まれる。
シャオインが「優勝はご指導のおかげです」とティンハオに言うがティンハオはちらりとチャンアンを見て「俺は何も」と。じゃ誰があの技を?と聞かれ 回転特訓だと。
ティンハオは、松柏館の回転器具の前で門下生達に理由を話す。そこにチャンアンが来ると「コーチとして俺は負けた」と言う。チャンアンは分かってたことだろ?と。2人の微妙な雰囲気に「私たちはお先に」と門下生達は帰って行くふりをし隠れて2人の話を盗み聞する。
2人の話から、万が一のことが起きてからじゃ遅いと。特訓は正しいの?などこそこそ話す。その時ティンハオはシンヤオが死んだ時の事を思い返していた。
チャンアンに「風雲館にはそぐわない」出て行くようにシンヤオが言われ、追い出さないでと懇願するシンヤオ、庇うティンハオ。それでもチャンアンは出て行くよう言う。そしてシンヤオは具合が悪いのを我慢して回転器具で特訓を続ける。
ティンハオは、試合会場前でバイツァオを待ち、食事に連れ出す。レストランに着くと「世界王者のファン・ティンハオが最高の料理をあなたに」と言いシェフに手伝ってもらい料理を作る。
そして「俺の時間はすべて君の稽古に充てる」チャンアンよりいい指導をすると言う。バイツァオがチャンアンもいいコーチだと思うと言うと、かつては自分も信用していたと、そしてシンヤオの話をし説得するがバイツァオは立ち上がり、自分の体の管理はできると言う。
そしてルオバイに会うため何が何でも世界選手権に出るんですとバイツァオは言う。ティンハオは俺とでも世界選手権に行ける「コーチを1人しか選べないなら」と聞くが、バイツァオは選べませんと言いレストランから走って出て行く。
松柏館道場。門下生達が準備運動をしているがチャンアンが来ない。するとコーチが部屋にいないと。ティンハオさんとケンカして出て行った?と言う話を聞いたバイツァオは昨日の事を聞く。そしてチャンアンに電話かけるが電源がオフで繋がらない。バイツァオは捜しに行く。
チャンアンはシンヤオのお墓に木彫りの人形を供えて話しかける。かつて木彫りの人形は試合で1番強かった者にチャンアンが贈っていた。
そこに「何しに来た」とティンハオが来て言う。
ティンハオは来る資格はないと持っていた花束をチャンアンに投げ、2人は戦い始める。
「墓に入ったのはお前のせいだ」と言うティンハオに、彼の体ではトレーニングは無理だと言ったと言うが、強い者しかいらないと言われ無理したんだと言う。
チャンアンが行こうとするとシンヤオに供えた人形を持って帰れとティンハオは投げ、許さないと「お前はシンヤオを潰し自分も潰した。そしてバイツァオまで同じ目に遭わせるな」と言う。 しかしチャンアンは何も話さず、人形を拾い再び供えてから帰って行く。
バイツァオは自転車でチャンアンを捜していて、男の人とぶつかってしまう。心配するバイツァオにその男は「あちこち放浪してきて何も食べてないんだ」と。腹ペコだと言いバイツァオに豚足をリクエストして買わせる。そしてバイツァオが行ってしまうと「こんなに親切な人がなぜ松柏館に?」とひとりごとを言う。
バイツァオはチャンアンを見つけ話しかけるが、
無視される。自転車をチャンアンの前に止めて「捜しましたよ」と言う。並んで歩きながらみんな心配していると言うとチャンアンは「残忍なトレーニングに苦しむお前を心配してる」と。俺は勝利しか考えない冷酷な怪物だと言うがバイツァオは首を振り、そうは思いませんと。なぜウソを?とチャンアンは言い、俺みたいな冷酷な人間は消えた方がいいと。世界選手権はティンハオに任せると言い歩いて行く。
バイツァオはチャンアンに捜しに来たのは「帰るため。家に」と言う。チャンアンが「家に帰る?」と聞き返すとバイツァオは松柏館は私の家。仲間はみんな家族。コーチもですと。
チャンアンは帰っていいのか?後悔するぞと言うとバイツァオは「しませんよ」と。そして「どうぞ」と足を痛めているチャンアンを自転車の後ろに乗せて松柏館へ帰る。

