[第8話]
自転車でバイツァオとチャンアンが2人乗りで松柏館に戻ってくると門下生達は2人の所へ行き「おかえりなさい」と頭を下げる。チャンアンが俺を待ってたのか?と聞き、なぜだ?と言うと「コーチですから」と門下生達は答える。
「俺の指導に命の危険を感じても?」とチャンアンが聞くとバイツァオは危険ですか?と。「いいや」と答えたチャンアンに「では何の問題が?」と言う。そして門下生達は次々にチャンアンに贈り物をする。
贈り物を受け取った後、チャンアンは稽古に戻れ。倒立30分だと。「そんな」と言う門下生達にサボテン抜きだと言う。門下生達は皆喜んで道場に向かう。しかしサボテンの代わりにドリアンを頭の下に置かれて倒立をさせられる。
稽古が終わり門下生達が道場から帰って行く。雨が降る中、傘をささずにチャンアンが歩いていると呼び止められ傘を渡される。そして先に帰ろうとするルイ達に「なぜ急に優しくなった?」と聞くとバイツァオに説得されたと答える。
バイツァオはコーチとして迎えたなら家族の一員よ「私は信じるわ」と。バイツァオは門下生達に無理はしない「私の最終目標はルオバイ先輩に会うこと」必ず世界選手権に出場して先輩に会ってみせる。それに松柏のためにもと言う。門下生達は俺達は家族だと口々に言い円陣を組む。
バイツァオがバイトをしているとファンだと言う人達がお店に押し寄せる。そこへシャオインが来て、バイツァオを店から連れて逃げる。2人は走りながら「特集号が出るほど有名になると面倒も増えるわね」と。バイツァオは日本へ行って帰って来る頃にはこの騒ぎもおさまっているはずと言うが、シャオインは注目されると言う。
道場。バイツァオのランキングが上がったのをスマホでチェックし、日本の美少女マッチで優勝すればさらにランクアップすると言われる。
ルイが岸陽の賞金で僕らの旅費が捻出できると言うが、バイツァオはルオバイの父親の治療費がかかるからと賞金を送ってしまっていた。
そしてバイツァオとチャンアンの分の旅費を工面しなきゃと相談し、門下生達は皆で出し合うことにする。バイツァオも「あと一週間バイトを頑張るわ」と言う。
門下生達は皆で路上販売のバイトなどしてお金を稼ぐ。しかし資金が足りず、シャオインはティンハオに相談しに行くが「試合出場には反対だ」と旅費の援助を断わられる。その話をバイツァオとシャオインが話しながら歩いているのをチャンアンが聞いていた。
チャンアンがチェンソーで氷を切っているのを見かけた門下生達は見に行く。そして皆で氷の彫刻を作る手伝いをする。出来上がった氷の彫刻の前で門下生達はしゃいで写真を撮る。
道場で旅費の計算をし、シャオインが「まだまだ足りない」と言う。そこへチャンアンが来て「これを足せ」とカードを渡す。バイツァオがこれは?と聞くと氷の彫刻て稼いだと答える。これで賄えると門下生達は喜び「コーチ感謝します」と頭を下げる。照れてます?と聞かれたチャンアンは少し戸惑い「稽古を始めるぞ」と言う。
路上で門下生達は演武を披露し、バイツァオが松柏館のチラシを配っている所へ着ぐるみの熊が近づいてくる。バイツァオは着ぐるみの中にシャオインが入っていると思い「差し入れなんて優しいのね」と熊の顔に擦り寄る。
すると「恩返しだよ」と男の声が聞こえバイツァオは驚いて後ずさりし「誰?」と聞く。着ぐるみの頭を取り「僕だよ」と言われるが、バイツァオは誰か分からずキョトンとする。その男の子は覚えてないの?豚足をくれたでしょ?と。バイツァオは以前、自転車でぶつかった子だと思い出す。
その子は「恩返しにきたんだ。ずっとそばにいるよ」と言う。バイツァオが大げさねと言うが、受けた恩はきちんと返すんだと。そして恩人さんとバイツァオに抱きつこうとするが、バイツァオはよけて、忘れてと言い逃げる。
松柏館に向かってチャンアンと門下生達が歩いていると「ついてこないで」とバイツァオの声がして皆が振り返るとバイツァオが熊の着ぐるみに追いかけられて来る。着ぐるみの頭を外された男の子は「恩人さん」とバイツァオに呼びかける。
チャンアンに誰だ?と聞かれ以前自転車でぶつかった事を話す。「稽古を始めるぞ」とチャンアンが言い門下生達は松柏館へ。
男の子は追いかけてくるが門前払いを食らってしまう。その後もどうにか松柏館に侵入しようとし、とうとう網で捕まえられてしまう。
道場で皆の前に立たされた男の子(フェイユー)を見て「怪しいのな?」「ちょっと変よ」「変な格好」と囁かれる。そして、そのコスプレ野郎を引き取るの?と聞かれたバイツァオは無一文なの。野宿させるのもかわいそうだしと言う。
福祉センターへと言われると「イヤだよ」と。そしてバイツァオを見て「恩人と一緒にいたい」と
。うちも余裕がないと言われるが「僕をここに置いてくれない?」とバイツァオに頼む。
するとシャオインはどうしてもいたいなら条件が1つあるわと「掃除係として働くなら許可する」と言う。フェイユーはかたじけないと元気に答え恩に着ますと言う。シャオインは今すぐにお願いと「コスプレをやめて道着に着替えて」と言う。
フェイユーは世を渡り歩くからこの旅装束なんですと。
そして背負っている刀のことを聞かれご覧くださいと。背負っていた袋にはこれは刀ではありませんと書いてあり中には傘が入っていた。
そして傘をさしながら「花火が舞う美しい夜英雄は乙女をしのび・・・」と話し始め、僕は想い人を捜しに来ました。彼女は僕にとって・・・と振り返ると皆が道場から出て行く所で誰も話を聞いていなかった。
シャオインはフェイユーを庭に連れて行き「働かざる者食うべからず」と、一枚の葉も残さないよう言い、自分はブランコに乗り監督する。
フェイユーは掃除を始めるか「十数年前に会った少女を捜しています」丸顔で髪を2つに結んでたと。「ある女の子を捜しています」と次々と歩いて来る門下生達に声をかける
シャオインが「人捜し?」どんな人と聞くとフェイユーは十数年前に会ったかわいい女の子です。丸顔で髪は2つに結んでましたと答える。他には?と聞かれ十数年前岸陽で出会いひと目で恋に落ち、でもそれっきりと言う話にシャオインは鼻で笑う。そして絵は得意?と似顔絵を描かせる。
しかしフェイユーは筆で似顔絵と詩を書くが、全く役に立たないレベルの絵で、旧字体で詩を描いたフェイユーにシャオインは「時を超えて来た?」と聞く。
道場。バイツァオがバイトで遅れて練習に来るとチャンアンは「理由はどうあれ遅刻は遅刻だ」と倒立20分と言う。そして門下生達に夜の稽古はなしだ。仮眠をして「夜0時に最安値の航空券を取れ」と指示する。
道場で仮眠していた門下生達はアラームの音で起き、一斉に航空券を取ろうとするがなかなか取れない。シウダーが「航空券が取れたぞ」と叫ぶと皆 大喜びする。そしてバイツァオにそれぞれ励ましの声をかける。
グァンヤーはティンハオに電話し航空券は?と聞かれ何とか取れましたと。2人分と聞かれチャンアンコーチも同行しますと答える。グァンヤーは日本行きに反対ですか?と聞くとティンハオは、分からないと答え電話を切る。
バイツァオは部屋でイチゴのピンを見ながら、ルオバイ先輩。美少女マッチ決勝大会で必ず優勝します。そしてこの髪飾りをつけ世界選手権へ。その時は会えますよねと思う。
松柏館の前で門下生達に見送られバイツァオとチャンアンは日本へ。
ティンハオは車から空を眺め、風雲館の奴らのように勝利に固執して大切なものを見失わないかと心配するが、人は稽古の方法で変わるのではなく心の持ちようだと言われる。
日本に到着。チャンアンが「どこかで見たような・・・」と言うとバイツァオも私もそんな気がと。そして2人は同時に「バスケの漫画で」と。バイツァオは驚き漫画を読むんですか?とチャンアンに聞く。チャンアンはもちろんと頷く。
道を歩きながら漫画の話をし、バイツァオは「努力こそが夢を叶える唯一の方法であり人生の一番大切なことだとあの漫画で教わった」と。好きな登場人物は?とチャンアンが主人公だと答えるとバイツァオは私もですと。
でも尊敬しているのは主将です。天才でないけどみんなを支えてる。私も天才じゃないけど彼みたいに努力を重ねて松柏を盛り上げたいと言う。チャンアンはお前ならできると言う。そして目の前に漫画の主人公の姿が見え2人は微笑みあう。
旅館に向かう途中で、チャンアンはたこ焼きを買い「これで空腹をしのごうと」言う。チャンアンはバイツァオに親切で、たこ焼きを冷ましてくてたり、リュックを持ってくれようとする。
バイツァオが「自分で持てます」と言い、リュックの取り合いになりバイツァオは足を滑らせ、チャンアンが支えて、抱きついてしまう。
2人はちょっと気まずい雰囲気のまま恵比壽屋旅館(湘南・江の島)へ。立派な旅館を見て、バイツァオが「この旅館でしょうか?こんな高級そうな旅館・・・」と言う。チャンアンはスマホで確認して住所は合ってる行こうと旅館へ。
世界選手権まで70日。バイツァオの世界ランキング50位。10位との差106ポイント。
ーつづくー
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