麗王別姫~花散る永遠の愛~
(原題 大唐栄耀)
©️中国 北京衛視 2017
キャスト
沈珍珠/景甜 ジン・ティエン
広平王 李俶/任嘉倫 アレン・レン
独孤靖瑶/万茜 レジーナ・ウォン
慕容林致/舒暢 シュー・チャン
葛勒可汗 黙延啜/于小偉 ユー・シャオウェイ
建寧王 李倓/秦俊傑 チン・ジュンジエ
安慶緒/茅子俊 マオ・ズージュン
徳寧郡主 李婼/張維娜 チャン・ウェイナー
崔彩屏/湯晶媚 タン・ジンメイ
韓国夫人/楊明娜 ヤン・ミンナー
皇帝 李隆基/秦漢 シン・ハン
楊貴妃/曾黎 ズン・リー
楊国忠/杜源ドゥ・ユェン
皇太子 李亨/王勁松 ワン・ジンソン
張皇太子妃/劉威葳 リウ・ウェイウェイ
安禄山/林雪 ラム・シュー
史思明/盧星宇ルー・シンユー
風生衣/曹曦戈 ツァオ・シーグェア
何霊依/梁婧嫻 リャン・ジンシイェン
沈安/黄天崎 ホァン・ティエンチ
【第35話】郡主の作戦
建寧王 李倓の竇如知殺しの嫌疑は晴れ、楊国忠は妙案が失敗に終わり悔しがり、皇太子妃は慕容林致は恐れるに足りぬと放っておく事にし、今回の件は史思明との子 佋の出生を隠すために従兄の敵討ちと勘違いし自分が裏で動いたとわざと噂を広め、李家の三兄弟の目をそらさせる。
広平王府。李倓の罪が晴れたものの、京兆尹は検視の誤りを溺死した陳勇に押し付け脚の悪い庭師も姿をくらまし事件はうやむやに。広平王 李俶は沈珍珠に家族を守るのは男の務め君は自分の体と腹の子を大事にするよう話す。
皇宮。楊国忠は禁足1年が数ヶ月で放免になり参内する。李俶は安禄山の逆心を疑う奏状に対し、安禄山を宰相に任じるよう進言し、平盧と河東の節度副使を昇進させ各自で管理させれば勢力は分散できると皇帝に話す。楊国忠は安禄山はろくに字も読めないと反論し2人が口論となると皇帝は頭が痛くなると止め、少し考えると言う。
建寧王府。李俶は棒打ち40回の罰を受けた建寧王 李倓を見舞い、傷は半月程で治る 全快したら軍隊に入り郭将軍の下でしかと鍛錬するよう言う。
徳寧郡主 李婼は安慶緒に会いに范陽に行こうとし町で与太者相手に騒ぎを起こす。通りかがった素瓷と共に広平王府へ来ると范陽へ行くための通行手形を偽装しようと李俶の部屋から官印を盗む。それを沈珍珠に見咎められると彼が好きなの邪魔しないでと李婼は言う。屋敷へ李俶が戻って来てその件を知り、お前の縁組は父上と私で決めると言い、李婼は「安慶緒にしか嫁がない」と反発する。李俶は范陽や安家が今どんな状況か聞いているはず、奴は諦めろと言うが李婼は郡主の身分を捨てても嫁ぐわと返す。安慶緒はお前に相応しくないと言われると「義姉上を慕う男だから嫌いなだけでしょ」と言い返し李俶は怒り、風生衣に李婼を送らせ軟禁するよう命じる。
東宮。李俶は李婼の件を皇太子と話した後、陛下が范陽の状況を探るため遣わした勅使が戻って来て安禄山に二心はないと報告された事を知る。
楊国府。崔彩屏から李婼が安慶緒に嫁ぐと騒ぎ立てていると聞いた楊国忠は興味深いと笑う。郡主を唆し騒ぎを大きくしては?と持ちかけ、安慶緒と沈珍珠が密通したという噂を広め珍珠を陥れようと崔彩屏は考える。楊国忠は了解し、まず安慶緒を都へ呼び入宮したら郡主を焚き付けろと言う。しかし楊国忠はその件を利用しようと考える。
崔彩屏は李婼に同情し協力するような素振りをみせ、楊貴妃様に味方になってもらうと話す。
楊貴妃は皇帝にそれとなく李婼が病だと話し、皇帝が李婼を見舞う。李婼は食事を拒み、やつれた姿を皇帝に見せ泣きながら想い人がいると話す。李婼から想い人が安禄山将軍の次男 安慶緒だと聞くと皇帝は戸惑うが、李婼は泣いて頼み込む。
皇帝はどうしたものかと楊国忠に相談する。楊国忠は望ましい縁組。再度 婚姻を結ぶ事で絆は深められますと答え、北方の警備は安禄山が頼り。一抹の不安が払拭できないのも事実。安慶緒を入京させ息子2人を人質に取られれば安禄山は無闇に挙兵できないと話す。そこへ李俶が来て安慶緒に李婼を輿入れさせる事に意を唱えるが、既に勅旨を送ったと皇帝に言われ、楊国忠は郡主の願いが叶えられ喜ばしい限りと言う。
李婼は縁談が決まり、ご機嫌て食事した後 花嫁衣装を見に尚服局へ行く。
范陽。安慶緒は安禄山から三節度使を兼任して以来 薄氷を踏む思いで生きてきた。陛下の恩寵はあれど朝廷を牛耳るのは卑怯者の楊国忠。皇太子にも疎まれ、陛下が亡くなり皇太子が即位した暁には私はどのような末路を辿るのか。将来に脅えて暮らすより自力で天下を取り万人の上に立つ。お前はこの安禄山の息子。いずれ天下はお前の物にもなる。欲しい物があれば己の手で摑み取れと話される。
安慶緒は徳寧郡主との縁談の勅旨が届き入京するよう命じられる。慶緒は縁談相手が李俶の妹 李婼だと知る。慶緒は断るが安禄山は「ならぬ」陛下は探りを入れ、お前が勅旨に逆らえば私を疑い始めると言う。慶緒は謀反の準備は整ったなら挙兵をと言うが、安禄山は「早まるな」婚儀を拒むため挙兵するなど天下が容認せず、史思明や田承嗣の部隊は未熟。独孤家の兵馬も到着せぬゆえ時期尚早。ひと先ず婚儀を挙げ、敵の目を撹乱すると言う。しかし慶緒は「私が娶りたいのは珍珠だけ」嫌だと答える。安禄山は縛ってでも行かせる。私の計画を邪魔する事は許さんと怒鳴る。
安慶緒は都の安府へ到着し「安将軍が挙兵したら目障りな女は殺しましょう」と助言される。
ーつづくー

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