扶揺 ～伝説の皇后～
（原題 扶揺皇后）
©️中国 浙江衛視 2018
国を平和へと導く五色石を持つ扶揺の波乱に満ちた愛と運命の物語。
原作は天下帰元の小説「扶揺皇后」扶搖／楊冪 ヤン・ミー
長孫無極／阮經天 イーサン・ルァン
キャスト
玄元派玄幽部奴婢 扶搖/璇璣国王女 鳳無名
／高偉光 ガオ・ウェイグァン（童年 王熠）
玄元派掌門息子 燕驚塵／黃宥明 ホアン・ミン
天権国皇帝 長孫迥／王勁松 ワン・ジンソン
玄元派掌門息子 燕驚塵／黃宥明 ホアン・ミン
（童年 盧展翔）
太淵国郡主 裴瑗／李依曉 リー・イーシャオ
邛葉国公主 雅蘭珠／張雅欽 チャン・ヤーチン
（童年 阮天易）
太淵国文懿世子 長子 軒轅越/神医 宗越／賴藝
（童年 林宸銳）
玄元派玄幽部奴婢 小七／蔣龍
太淵国文懿世子次子/齊震義子 雲痕／梁譯木
璇璣国二王女 仏蓮聖女 鳳淨梵／王鶴潤
天権国 姚城士兵 鐵成／賈本初
玄元派掌門 燕烈／李洪濤
玄元派玄幽部 總管 周叔／秦焰
玄元派二師姐／何雨桐
玄元派四師兄／王志鵬
太淵国郡主裴瑗侍女 阿烈／伍宇辰檸
太淵国国王 軒轅韌／張東升
太淵国世子 軒轅齋／劉譽坤太淵国泉都宗子 軒轅旻／權沛倫
太淵国長公主（天権国徳妃） 軒轅曉／胡可
太淵国御史 章鶴年／孫強
太淵国西平郡王 高嵩／劉冠霖
太淵国 齊震娘 齊韻／袁雨萱
太淵国 徳夫人 簡雪／魏暉倪
太淵国 賢夫人 高普若／劉芷微
太淵国 貴夫人 唐芷蓉／阿麗亞
太淵国 淑夫人 宇文紫／陳偌汐
太淵国 內侍總管 曹成／鐘衛華
太淵国 內侍總管 曹成／鐘衛華
太淵国 定遠将軍 唐伯年／劉丕中
太淵国 齊震配下 魏川／劉鳳崗
太淵国 宇文紫侍女 時嵐／周俐葳
太淵国 唐芷蓉侍女 歡児／盧昱君
太淵国 文懿世子府 邱先生／張志忠
天権国 徳王 長孫迦／宋佳倫
天権国皇后 元清旖／涓子
天権国大皇子 長孫平戎／趙楚綸
天権国 內廷首丞 段潼／孫瑋
天権国 長孫無極侍衛 江楓／高瀚宇
天権国 長孫平戎侍衛 徐來／于永海
天権国 翰林 簡深／張洪剛
天権国 徳王密偵 紅瀛／劉羽琦
天権国 君衛将軍 雷元山／高海鵬
天権国 姚城 胡桑／閆露娢
天権国 姚城 蘇縣丞／羅霆
天権国 姚城 蘇縣丞／羅霆
天煞国国王 戦南城／張奕聰
天煞国恒王 戦北恒／顧又銘
天煞国 戦北野師父 雷動／呂德亮
天煞国 戦北野 親隨将領 紀羽／劉秋實
天煞国 靜太妃（戦北野 母）／陳瑩
天煞国 禁衛軍都統 古凌風／楊鎮宇
天煞国 戦北野配下 林易／旌鳴
天煞国 李總管／劉洋
天煞国宦官 花公公／譚希和
璇璣国女王 鳳璇/鳳琦／林靜
璇璣国女王 鳳璇/鳳琦／林靜
璇璣国大王女 鳳淨執／高麗雯
璇璣国 鳳引閣督衛 唐易中／陳俊宇璇璣国 鳳淨梵侍女 巧靈／趙昕
璇璣国 紫披風首領 孟朔/玉衡／曹衛宇
璇璣国 浣衣宮女 許婉／張歡歡
璇璣国五郡王 鳳五／李朶
璇璣国 玉梅笙／薛雨如
穹蒼 長青殿師祖 長青子／阮經天
穹蒼 幻生殿師祖 帝非天
穹蒼 長青殿殿主 天機／劉沙
穹蒼 幻生殿殿主 非煙／劉璇
穹蒼 幻生殿 太妍/軒轅暉/漣児／劉穎倫
穹蒼 制賽長老／趙作山
穹蒼 佩彥師叔／郭軍黑戎寨土匪首領 赤鬼／唐国忠
黑戎寨 黑風／徐偉
冥軍首領／毛凡
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あらすじ
【第63話】
江北軍営。天権国 徳王 長孫迦の処刑が執行されようとした時 皇后 元清旖が現れる。天権国太子 長孫無極は顔を背け処刑台から降りる。
皇后は無極にすがりあなたの命請いをすると徳王に言うが、徳王は私達の息子は立派。よくぞ育てたと返す。皇后はご存知なの？と驚く。
徳王はこれが兄の最後の一手。私が死ねば気が休まりお前達を生かそうと言う。皇后は無極が過ちを犯せば長孫迥の20年の陰謀が成就してしまう。何もかも無極に話すと言うが、徳王は無極はやがて皇帝になる。話すなと止める。
それでも皇后は無極を呼ぶ。
長孫無極が二人の側に戻ると徳王は無極の剣を抜き自決する。
皇后は泣き叫ぶ。
長孫無極は茫然とその場を去る。
璇璣国女王 扶搖が長孫無極の元へ来る。長孫無極は全ては父上が仕組んだのか？と聞く。
天権国皇宮。皇帝 長孫迥は寝ずに軍営からの報告を待っていた。そして徳王処刑と報告されると遂に死んだか。清々したと言うと倒れる。
江北軍営。冥銭を燃やし徳王を弔う皇后の元へ長孫無極は行く。
皇后はお前は１月15日上元節に生まれた。あの晩は満月の夜だったけど端雪が降って夜半過ぎになると微かな光が差した。夜半に雪が降ったのはあの方に初めて会った日と同じ。それ以来 お前に会うたびあの方を思い出すと話す。
長孫無極はあの方とは？と聞く。
皇后はあの方とはお前の本当の父親 長孫迦と答える。長孫無極は笑い、泣く。
長孫迥は長年策を巡らしお前に針の山を如き皇位を担わせ、父子で争うのを見たかった。お前の身近な者が死に絶えるのを望み、お前が民に背かれ、身内に裏切られるのを望んだ。それが皇位を譲る理由。お前に対する復讐だと皇后から告げられた長孫無極は嘆く。
徳王は火葬され、長孫無極、皇后、扶搖と数名の兵が見送る。
その後 長孫無極も冥銭を燃やし、実父を弔う。
長孫無極は尊敬していた長孫迥、不義を犯していた両親に絶望し、己が何者か分からぬ。大義名分ない皇太子。天権皇室の恥と言う。
扶搖は他人がどんな烙印を押そうとあなたはあなた。身分とか情勢を気にかける連中は無視すればいい。はじめから偽りの筋立てもあの人らの苦渋の結果。煌びやかな皇宮も精緻な牢獄かも。皇位とは人を容易に惑わし、残酷で非情に変える。それを欲する者は皆 変わってしまう。あなたの母上、皇帝、徳王。皆 権力欲に負け私心に敗れた。無極はそうではないと言う。
長孫無極はかつて自分は誰より皇位に相応しいと証明したかった。私は善人ではないと返す。
扶搖は仮面も真心もやり口も非情さも知ってる。どうなろうとあなたを愛する。一緒に五洲を思い通りに作り変えると昔 話したと言う。
五洲を作り変えるため天が私に与えた試練。そうなのか？全ての痛みは一人で背負う気だったと長孫無極が話すと扶揺は共に歩む覚悟を伝える。
天権国皇宮。長孫無極は皇帝に会い、なぜなのです？と聞く。皇帝は私が生涯をかけてようやく成し遂げた大いなる望みと微笑む。
皇帝は自分の死期を悟っていた。
我が生涯で恨んだのは二人。自分自身と我が弟 長孫迦。お前の父親。生まれた時から私が大切にしたものを奴は簡単に手に入れた。先帝もこの皇位を与えようと。だから即位した日 奴の大切なものを取り上げた。世を懸け戦い。奴は死んだが奴の勝ち。私に残ったのはお前だけ。だがお前さえ奴が皇后に生ませた子。お前は聡明で皆に愛された。君主の道、帝王学、策略まで私は伝授した。なぜなら私は父。天権五洲の皇帝だから。民には名君が必要。私は名君になるしかなかった。今度はお前の番。自由を失い、冷酷非道になり、ゆっくり愛を失い、孤独になる。だから私の生涯の愛は全てお前に与えた。なぜお前は我が息子でないのだと最後の言葉を遺し、息を引き取る。
長孫無極は天権国皇帝に即位する。
先帝崩御から数日経つが、新帝 長孫無極は朝議に顔を出さず祠堂に座り込んでいた。
あまりの衝撃の大きさで長孫無極は受け入れられず魂が抜けたようになっていた。
扶搖は各国の弔問の使臣はおそろい。祭文は内廷に納め、宛心庵にも行きました。古びているけど閑静で皇后はお元気でしたと報告する。
ーつづくー
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