陳 情 令
©️中国 騰訊視頻 2019
原作は墨香銅臭の人気のＢＬ小説「魔道祖師」
待望の実写化。２人の若き仙師が怪事件の真相を解き明かすため運命に立ち向かう。
天下は岐山温氏、姑蘇藍氏、雲夢江氏、清河聶氏、蘭陵金氏の五大世家によって治められていた。
優雅で規律を重んじる姑蘇藍氏。誠実で義理堅い雲夢江氏。硬派で正義感が強い清河聶氏。裕福で絢爛豪華な蘭陵金氏。岐山温氏は強欲で野心的。
邪悪な国師 薛重亥の手により人間の怨念をまとった霊物 陰鉄が作り出された。五大世家は陰鉄を鎮め、禍が起きぬよう姑蘇藍氏が封印していたがその欠片が世に現れる。
©️中国 騰訊視頻 2019
キャスト
魏嬰/字 無羨 夷陵老祖／莫玄羽
姑蘇藍氏 二公子 藍湛/字 忘機 含光君
魏嬰/字 無羨 夷陵老祖／莫玄羽
肖戦 ショウ・セン
姑蘇藍氏 二公子 藍湛/字 忘機 含光君
王一博 ワン・イーボー（UNIQ）
岐山温氏
仙督 温若寒／修慶 シウ・チン
長子 温旭／汪融 ワン・ロン
次子 温晁／賀鵬 ハー・ポン
温逐流／馮茗驚 ファン・ミンジン
医師 温情／孟子義 モン・ズーイー
温情弟 温寧／于斌 ユー・ビン
温晁妻 王霊嬌／盧蒽潔 ルー・エンジェ
温氏祖先 溫卯／张彬 チャン・ビン
姑蘇藍氏
家主 藍曦臣／劉海寬 リウ・ハイクアン
二公子 藍忘機／王一博 ワン・イーボー
叔父 藍啓仁／黄子騰 ホアン・ズードン
門弟 藍思追／鄭繁星 ジェン・ファンシン
門弟 藍景儀／郭丞 グオ・チョン
女宗主 藍翼／李若彤 カルメン・リー
雲夢江氏
魏無羨／肖戦 ジャオ・ジャン
宗主 江楓眠／陸剣民 ルー・ジェンミン
江楓眠夫人 虞紫鳶／張浄桐 チャン・ジントン
嫡男 江澄／汪卓成 ワン・ジュオチョン
嫡女 江厭離／宣璐 シェエン・ルート
清河聶氏
家主 聶明玦／王翌舟 ワン・イージョウ
聶明玦弟 聶懐桑／紀季 ジー・リー
孟瑶（金光瑶）／朱賛錦 チュウ・ザンジン
蘭陵金氏
家主 金光善／沈曉海 シェン・ツォハイ
嫡男 金子軒／曹煜辰 ツァオ・ユーチェン
江厭離 息子 金如蘭／漆培鑫 チー・ペイシン
江厭離 息子 金如蘭／漆培鑫 チー・ペイシン
羅青羊／王芸霏 ワン・イーフェイ
秣陵蘇氏家主 蘇渉／馮聡 フォン・ツォン
仙師 薛洋／王皓軒 ワン・ハオシュエン
魏無羨師叔 暁星塵／宋継揚 ソン・ジーヤン
仙師 宋嵐／李泊文 リー・ボーウェン
阿菁／陳卓璇 チェン・ジュオシュエン
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【第10話 清河の雄】
櫟陽。雲夢江氏 魏無羨、姑蘇藍氏 二公子 藍忘機、雲夢江氏宗主 江楓眠の息子 江澄が仙門 櫟陽常氏の屋敷を訪れると一家は惨殺されていた。
藍忘機が持つ陰鉄が反応する。
屋敷の屋根の上には岐山温氏 刺客 薛洋がいた。薛洋は待っていたぞと言う。
そこへ義侠仙師 暁星塵が現れ、今日は逃さぬぞ。岐山から下りてから惨殺を重ね半月も私を煙に巻いた上、常氏十数人の命まで奪った。罪を認め、罰を受けよと薛洋に剣を向ける。
罰を受けるかはお前の腕次第と薛洋は返す。
魏無羨は逃げようとした薛洋を無衣の術で捕らえ屋根から引きずり下ろす。
薛洋と暁星塵は剣を交える。
暁星塵が僅かに勝り、薛洋は乾坤袖の術で皆を道連れにしようとするが近くで夜狩をしていた暁星塵の知己 宋嵐が暁星塵の知らせを受け駆けつけ、薛洋の術を阻み、捕らえる。
祠堂。暁星塵と宋風は魏無羨たちに挨拶する。
清風明月 暁星塵。霜雪も恐れぬ宋子探。世を救う二人の志は天下に名高い。
お噂はかねがねと藍忘機たちは頭を下げる。
薛洋は若いが悪事は数知れず。狡猾この上ない。最近 仙家が続けて滅ぼされたのも奴の仕業。捕らえられたとはいえ隙を見て必ず逃げ出そうとするはず挑発に乗るなと暁星塵は忠告する。
藍忘機は隠した陰鉄を寄越と言うが、薛洋は俺は命を奪っただけと返す。
魏無羨は薛洋の体を探るが持っていない。
藍忘機の持っている陰鉄も反応しない。何が裏があると藍忘機は言う。
そして皆で屋敷内を探す。
魏無羨は温氏の回し者なのか？と薛洋に聞く。
俺は夔州の無名のごろつき。岐山温氏なんて大家と付き合えると？温氏とは関係ない。俺の個人的な恨みと薛洋は言う。
これほど残忍になれるなんてどんな恨みだ？と魏無羨は聞く。
清河聶氏宗主 聶明玦の弟 聶懐桑が迎えに来た孟瑶（金光搖）と合流し、門弟達とやって来る。
藍宗主の密書が届き、聶宗主が案じ私を遣わした。清河へお越しにと孟瑶は言う。
陰鉄の件は一大事。薛洋を不浄世まで連れて行き、聶宗主に処断を仰いでも？と魏無羨は暁星塵に聞く。聶宗主は義侠心に篤い方。公正に判断されようと暁星塵は了承する。
一緒に清河へいらしては？共に薛洋の処断と温氏への対策を考えましょうと孟瑶は暁星塵と宋風を誘う。
暁星塵は陰鉄の件は知らぬし、宋兄は通りがかり。世家の子弟でもない我らは血縁より志を重じており、仙門とは距離を置く。薛洋の事も公正に裁かれると信じている。仙門の間の争いに関わりたくはないと断る。
宋風も今後 我らが必要な時は微力ながら天下のために尽力するつもりと言う。
「血縁より志を重じる」かと魏無羨は言い、藍忘機とは同じ志を持つから二人組になって夜狩にと言う。藍忘機と知己なら蓮花塢に戻るなと江澄は口を挟む。
どちらに師事を？と藍忘機は聞く。
宋風は白雪閣に師事を。
私は抱山散人と暁星塵は答える。
抱山散人は魏無羨の母親 蔵色散人の師祖。魏無羨は孫弟子に当たり、暁星塵は師叔。
私は一番入門が遅かったため蔵色散人は師の秘蔵っ子としか知らず、お会いした事はない。まさか魏殿が師姉の御子息とはと暁星塵は言う。
年は近いが暁兄は俺の師叔。いつになれば師祖に会えるんだと魏無羨は言うが、師匠は隠遁し居を定めていない。それに山を出た弟子は戻れぬのが慣例。ただ魏の若君に会えば師匠も喜ぶはずと暁星塵は返す。
暁星塵と宋嵐は立ち去ろうとする。
俺を忘れるなよと薛洋は微笑み、縛られた腕を二人に見せながら言う。
魏無羨たちは清河へ向かう。
清河 不浄世。厳重な門を通り清河聶氏の拠点に。中では新しい護衛達が訓練していた。
岐山温氏の使者が訪れてから聶宗主が警備の強化をと孟瑶は話す。
最近 温宗主が使者を遣わし、大仙門の世家から家主の血縁弟子を選び岐山へ訓学に来るようにと。背けば温氏から迎えが。大仙門なら我らも対象。藍氏は座学で奴らは訓学かと江澄は言う。
皆 座学には競って参加したがるが訓学は無理強いか？人質を取るようなもんと魏無羨は返す。
聂家では私一人。どうすればいい？と気弱な聶懐桑は言う。
清河聶氏 聶氏宗主 聶明玦が出迎える。
赤鋒導と呼ばれ、弟 聶懐桑と全く違う厳しい面持ちで当主の風格を備えていた。
聶明玦は江澄と魏無羨に雲夢の二人は英雄だと藍氏宗主に聞いておる。噂に違わぬようだと挨拶する。そして藍忘機に挨拶し、奴か？と薛洋を見て言う。
聶明玦は八つ裂きに処すべき大罪。陰鉄が見つからねば罰を与えるまでと激怒し、薛洋を殺そうとするが、真相を突き止めてから殺しても遅くはないと魏無羨は止める。
事態は既に明白と聶明玦は言う。
薛洋はもし俺が岐山温氏の一味なら宗主が俺を斬れば聶氏は櫟陽常氏と同じ末路を辿るだろうなと鼻で笑う。
温氏は仁義なく天道に背いた。我は天を頂き地に立つ。お前ごとき凶賊を恐れるものかと聶明玦は返す。
孟瑶が陰鉄の件はかく世家の未来に関わる。薛洋は今やまな板の上の鯉。遅かれ早かれ殺せます。まず陰鉄の在り方を聞き出しては？先に薛洋の陰鉄を手に入れれば岐山には痛手と話す。
兄上は孟瑶に信頼を置いていると聶懐桑はこっそり魏無羨に教える。孟瑶は蘭陵金氏宗主 金光善の庶子。魏無羨は孟瑶が頭が切れると知り、金光善は見る目がないと言う。
聶明玦は薛洋を地下牢へ投獄し、厳重に見張るよう命じ、孟瑶は訓練を監督する護衛統領に声をかけるが無視される。宗主の指示だと孟瑶が言うと妓女の息子のくせに自分の立場も分からないのかと返される。
祭刀堂。四つの陰鉄は全て世に現れたと聶明玦は懸念する。魏無羨は正確にいえば薛洋の陰鉄はまだ誰も見ていないと返す。
薛洋の素性を知っているか？と聶明玦は聞く。
魏無羨はあの人も薛と言う。
薛重亥と皆 気づく。
薛洋が誰であっても温氏は二つの陰鉄を持つ。温晁の攻撃が失敗したとはいえ、温若寒の性分からして諦めまい。温氏と戦いになる。
陰鉄で法宝を作れば温氏に対抗できると魏無羨は提案するが、仙山国師でも陰鉄を抑えられなかった。藍家の家主 藍翼もしかり。子弟なら指定なら尚更。邪道な考えを起こすでないと聶明玦は忠告する。
今持ってる陰鉄をどうすれば？温氏は皆が不浄世にいる事を？危険じゃ？と聶懐桑は不安になる。
姑蘇藍氏宗主 藍曦臣は禁書に陰鉄の記載を見つけたよう。お前は直ちに陰鉄を姑蘇に持ち帰り、除く策を講じてくれと聶明玦は藍忘機に言う。
孟瑶は副将に抜擢されるも統領に見下され、辱められていた。統領は地下牢の薛洋の見張りもせず酔い潰れていた。
藍忘機は魏無羨に別れを告げず不浄世を出る。
岐山温氏 仙督 温若寒 次子 温晁が門弟を引き連れ、乗り込んで来る。
温晁は仙督は陰鉄と常氏の件を聞き大層ご立腹。仙督が処理する案件にしゃしゃり出るとは。陰鉄と薛洋を引き渡せば出過ぎた真似は追及すまいと仙督の言葉を伝える。
その命には従えぬと聶明玦は返し、温逐流と剣を交える。
地下牢から薛洋が逃げ出し、城内は混乱する。
聶明玦は護衛統領が孟瑶の持つ剣に刺されたのを目にする。聶明玦は孟瑶が裏切ったと責めるが次の瞬間 孟瑶は聶明玦を庇い刺される。
温晁が聶明玦を追い詰め剣を向けるが、魏無羨がここは不浄世だと止める。
藍忘機が無事に姑蘇に戻れたとしても目にするのは一面廃墟となった雲深不知処。三つの陰鉄は温家の物。陰鉄を隠す輩を助け、温氏に背けば、清河不浄世は第二の雲深不知処になるぞと温晁は警告し、反発する魏無羨には父が各世家に岐山への訓学を命じた。後日たっぷり遊んでやると言う。
温晁たちが、立ち去ると聶明玦は血を吐く。
祭刀堂。孟瑶は統領が薛洋を逃すのを見たと無実を訴えるが、聶明玦は聞く耳を持たず、孟瑶を不浄世から追放する。
ーつづくー
