青い海の伝説
(푸른 바다의 전설)
©️SBS 2016
キャスト
朝鮮時代県令 金聃齡(キム・タムリョン)
ホ・ジュンジェ役 /イ・ミンホ
人魚 セファ
沈清(シムチョン)役 /チョン・ジヒョン
楊旅閣主
マ・デヨン 役/ソン・ドンイル
チョ・ナムドゥ役/イ・ヒジュン
テオ役/シン・ウォンホ
ホ・チヒョン役/イ・ジフン
カン・ソヒ役/ファン・シネ
ホ・チヒョン役/イ・ジフン
カン・ソヒ役/ファン・シネ
チャ・シア役/シン・ヘソン
カメオ出演
明洞キャピタル奥様 役/キム・ソンリョン
CA 役/f (x) クリスタル
トーマス牧師 役/アン・ジェホン
ホームレス役/ホン・ジンギョン
(相続者・星から来たあなた繋がり)
あらすじ
【第1話】
時は1598年8月江原道 江陵。
ー現代ー
詐欺師のホ・ジュンジェはエレベーターの作業員に成りすまし検察庁に。検事のふりをし明洞キャピタル奥様(キム・ソンリョン)に詐欺を働く。
大嵐で人魚が岸に打ち上げられる。人魚は捕らえられ、旅閣主 楊氏の元へ連れて行かれる。
楊旅閣主は人魚に触れようとするが、人魚に触れると記憶を消されてしまうと鄭導師に言われる。鄭導師はそれが人魚の人間から身を守る術。人魚に触れ正気を失った者もいると話す。楊旅閣主は貴重な油を人魚から抽出しようと考える。
新しく歙谷縣に赴任してきた県令 金聃齡(キム・タムリョン)は楊旅閣主が催した宴の席で人魚を見せられるが同情し、楊の不正を持ち出し解放させる。楊旅閣主は腹を立て、生意気な県令を始末し人魚を再び捕らえると心に決める。
解放された人魚は海で泳いだ後、小舟に近づきタムリョンに手を差し出す。
その様子を浜辺で見ていた鄭導師は、人魚は自らが消したい記憶だけを消す。あの手を掴むべきではない。人間と人魚は住む世界が異なり、どんな縁であれ結ぶべきではないと言う。
月明かりの中、タムリョンは人魚の手を取る。
ー現代ー
詐欺師のホ・ジュンジェはエレベーターの作業員に成りすまし検察庁に。検事のふりをし明洞キャピタル奥様(キム・ソンリョン)に詐欺を働く。
ジュンジェはスペインの島へ。飛行機の中でCA(クリスタル)は窓のシェードを開け、世界で一番美しい海ですよとジュンジェに勧める。地元の方からこの海には人魚がいると聞いたと話す。
海中。人魚が海底で腕輪を見つけて身につける。ある日、嵐で人魚は海辺に打ち上げられる。人魚は自分に脚が生えている事に驚く。その時 偶然、近くを散歩するジュンジェを見かける。
人魚はジュンジェの宿泊しているホテルの部屋に忍び込み、食べ散らかし服を着てクロゼットにいる所を見つかる。人魚はジュンジェを投げ飛ばし、逃げようとするが窓に激突してしまい捕まる。ジュンジェは警察を呼び、証拠としてスマホで彼女の写真を撮る。
人魚は警察に引き渡されるが、手錠をかけられ裸足の彼女にジュンジェは少し同情する。
ジュンジェは彼女が身につけていた腕輪が60億ウォン以上する物と知り警察へ迎えに行く事に。腕輪にはタムリョンと漢字で刻印されていると聞きジュンジェは何かを感じる。
ジュンジェは警官に催眠術をかけ、人魚を妻だと思わせ釈放させる。そしてショッピングモールで洋服と靴を買い与え、スパゲティの食べ方を教え、その間に腕輪を盗み彼女をショッピングモールに置き去りにする。
しかしジュンジェは置き去りにした彼女が気になり戻ると雨の中、人魚はうずくまっていた。ジュンジェは彼女に傘を差す。人魚はジュンジェに手を差し出す。
【第2話】
ー朝鮮時代ー
風灯を子供達と飛ばしたタムリョンは落ちた風灯を探しに行き、人魚と再会する。
『二人の縁はすでに結ばれ繋がりを断つ事はできず、必ず再会するでしょう』と鄭導師は語る。
再会した人魚に話せるのかとタムリョンは尋ねる。人魚は人間にできる事は人魚にもできると答え、心であなたと話した。かつて人魚を愛した1人の少年には聞こえたと人魚は言う。また会えるかと聞かれ、私に会いたい時は海に風灯を飛ばして下さいと言い海へ帰って行く。
楊旅閣主はタムリョンの監視をさせ、別段変わりないが妙な事をと男が報告する。
タムリョンは沢山の風灯を飛ばし、人魚に会いに行く。
ー現代ー
ホ・ジュンジェは雨の中、しゃがんでいる人魚に傘を差し手を差し伸べた彼女の手を取る。
彼女をホテルに連れて帰るとジュンジェはシャワーを浴びに行くが、シャワーの最中に人魚はカードキーで電気が付くのに気がつく。人魚はそれを面白がり何度もカードキーを抜き差しする。
韓国。ジュンジェに詐欺にあった明洞キャピタルの奥様は男は死体でも構わない、必ず捕まえるよう命じる。
人魚はPCに夢中になり夜通し見る。翌日、明洞キャピタルの奥様の手先が来ると知り、ジュンジェはホテルから慌てて逃げ出そうとするが追っ手は既にホテルへ。ジュンジェは人魚を連れて町中を逃げ回り、男達とジュンジェは争うが敵わず、銃を向けられ降参する。ジュンジェは男達に連れて行かれ、人魚は自転車で後を追い、ジュンジェは車の中で暴れて逃げ出す。2人は詐欺師、トーマス牧師(アン・ジェホン)がいる教会へ逃げて行く。
ジュンジェは教会で人魚を「妻は事故で話せない」と話すが彼女は突然話し始める。人魚はPCで覚えたと話し、ジュンジェを見つめ意味も分からず覚えた言葉を発する。
教会でジュンジェは詐欺の手伝いをして教会に訪れた人達の前で歌を歌い人魚は歌詞の愛してるという言葉の意味を聞く。愛は危険、簡単に口にするなとジュンジェは言うが、人魚は愛してると言う言葉を気に入る。
ジュンジェは人魚に両親の事を尋ねるが彼女はいないと答える。ジュンジェも自分は父親はいないも同然、母親を世界の果てに捜しに行くと話す。人魚は名前を聞かれるがないと答え、変な女とジュンジェに言われる。変じゃなく名前があれば一緒にいられるかと聞く。そして、人魚はジュンジェの事を良い人だと言う。
ジュンジェはその夜、寝ている人魚に腕輪を返し盗んだ物を返すなんてこれが初めて。一緒に行こう世界の果てへと言う。
ヘラクレスの灯台へ行き、ジュンジェは『ヘラクレスの灯台で別れた人達は必ず再会できる』ここが終わりと同時に始まりを意味する場所だとジュンジェは母親から聞いた事を思い出しながら人魚に話す。そしてホ・ジュンジェと本名を人魚に教える。ジュンジェは挨拶もなく母親と別れた事を話すが、子供の時 自分が石碑に書いた字の近くに『ジュンジェ愛してる』と書かれているのを人魚が見つける。
その後、灯台で追っ手に見つかり2人は崖に追い込まれ人魚はジュンジェの手を取り崖下へ飛び降りる。人魚は海中でジュンジェにキスをする。
ーエピローグー
海中から見つかった朝鮮時代の壺に人魚とキスする男が描れているのをチャ・シアが見つける。
【第3話】
ー朝鮮時代ー
空に浮かぶ沢山の風灯に導かれ、人魚はタムリョと会う。名を聞かれ人魚はセファと答え、幼くして亡くなった妹と同じ名前だとタムリョンは言う。セファとは明るく輝く子という意味でしょうと人魚は言い、その名を下さった方の事をお話ししましょうと話し始める。
20年前、親戚の家に遊びに来た1人の両班の少年が地元の子達に泳げるか聞かれ海へ。しかし少年は泳げず、人魚が助ける。その少年は人魚にセファと名付ける。夏が終わり少年は都へ戻るが海へ行きたいと駄々をこね、勉学に励むと約束し親戚の家へ戻って来る。
そしてセファと共に楽しい日々を送る。青年となった彼は妻を娶ることになり、彼はセファに陸で生きられないのか聞く。大人になれば生きられるとセファは答え、陸に上がれば足が生えると話すが今はまだ無理だと言う。彼は離れたくない、他の女と暮らすのは嫌だと言うがセファは住む世界が違うと答え、海へ。セファが去った後、セファがいた場所に真珠が落ちていた。
彼は初夜を抜け出し数日かけ海へ向かい、少女が助けてくれると信じ海中へ。しかし彼は人魚の持つ特殊能力を知らず、セファは彼に口づけし彼の記憶から自分を消した。浜辺で気がついた 彼はセファを忘れていた。
タムリョンの妻は祝言を挙げた翌年病で死んだ。初夜になぜ家を抜け出したか思い出せなかったと言う。そして私がその少年かと聞く。セファは小舟に近づき、タムリョンを見つめる。
ー現代ー
灯台で追っ手に見つかり崖下へ飛び降りる。海中で人魚はホ・ジュンジェにキスする。浜辺で気がついたジュンジェの記憶からは彼女の事が消え、腕には翡翠の腕輪と側に真珠が落ちていた。
ジュンジェはソウルへ。人魚は空を見上げ、飛行機を眺める。
ジュンジェが空港に到着すると殺人容疑者マ・デヨンが治療を受けていた病院から逃走したとテレビのニュースが流れていた。容疑者のマ・デヨンは駐車代行サービス員として空港で働いていた。
ジュンジェが引っ越したばかりの自宅へ戻ると、詐欺仲間のとナムドゥとテオが明洞キャピタルの奥様から逃げるため勝手に家に住んでいた。ナムドゥから60億ウォンの翡翠の腕輪の事をジュンジェは聞かれるが、記憶を消されたジュンジェは全く何を言われているか分からない。
人魚はジュンジェがソウルに住んでると聞いた事、ソウルの話しや花火を一緒に見てやる。約束は守るためにあると言われた言葉を思い返し、その約束を守るため海を泳いでソウルへ向かう。
ジュンジェは水中にいる夢を見て『愛してる』という声で、目覚めるが何も思い出せない。
3ヶ月後ー人魚は済州島まで辿り着き、釣り船で釣りをするおじさん達に道を尋ね、陸に上がりゴミ拾いのボランティアをする夫人達に出会いソウルへ帰る彼女達のバスに同乗しソウルへやっと辿り着く。
しかし、ソウルでジュンジェを捜すが人が多過ぎ見つからず困惑する。
ジュンジェは明洞キャピタル夫人の追跡から逃れるため奥様に接触しようと動き始める。
人魚は途方にくれ歩いていると恐喝現場を目撃。恐喝が悪い事だと分からず、小学生ソ・ユナを恐喝する。ユナは人魚にラーメンを奢り、カツアゲは悪い事だと教える。その後、人魚はカツアゲをする中学生を注意する。その中には明洞キャピタルの奥様の女がいた。
ジュンジェは明洞キャピタルの奥様とエレベーターに同乗し、催眠術をかけて自殺した子へ対しての罪悪感を持たせ、自分の記憶消す。奥様は控訴を取り下げ自殺した子の母親に会いに行く。
人魚は出会ったホームレスの女性(ホン・ジンギョン)のアドバイスでジュンジェが口にした63ビルへ向かう。一方、ジュンジェはベランダで翡翠の腕輪を眺める。
人魚がビルに入ると閉館時間。彼女を見逃した守衛がシャッターを締める。大きな水槽を見つけた人魚は助かったと唾を飲みこみ、水槽へ。
ジュンジェの誕生日。チャ・シアはお手伝いさん(実はジュンジェの実母)にお弁当を作ってもらい、自分の手作りのように見せかけ、 ジュンジェの家に持って行く。しかしジュンジェはすぐ出かけてしまう。
人魚は水槽でくつろいでいた。水槽の前にジュンジェが現れ、人魚は水槽の中から追いかける。ジュンジェは振り向き彼女を見るが行ってしまう。
人魚は勝手に水槽に入った不審者として捕まえられそうになるが逃げる。その時、スペインのトーマスから送られてきた写真にさっきの人魚に扮した女性が写っているのに気がつき、彼女を捜すためジュンジェは水槽の前へ戻る。そして逃げてきた人魚の前にジュンジェが現れ近づいて行き、2人は見つめ合う。
ーエピローグー
人魚はジュンジェを助け、陸で腕輪をつける。あなたは私を忘れる。でも約束は守る。あなたに会いに行く。嵐が来ても1人で寂しくても初めて通る海が怖くても。必ず会いに行くと涙を流し「愛してる」と言い立ち去る。彼女の去った後に真珠が残る。
ーつづくー
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