麗王別姫～花散る永遠の愛～
（原題 大唐栄耀）
©️中国 北京衛視 2017
キャスト
沈珍珠／景甜 ジン・ティエン
広平王 李俶／任嘉倫 アレン・レン
独孤靖瑶／万茜 レジーナ・ウォン
慕容林致／舒暢 シュー・チャン
葛勒可汗 黙延啜／于小偉 ユー・シャオウェイ
建寧王 李倓／秦俊傑 チン・ジュンジエ
徳寧郡主 李婼／張維娜 チャン・ウェイナー
安慶緒／茅子俊 マオ・ズージュン
崔彩屏／湯晶媚 タン・ジンメイ
韓国夫人／楊明娜 ヤン・ミンナー
皇帝 李隆基／秦漢 シン・ハン
楊貴妃／曾黎 ズン・リー
楊国忠／杜源ドゥ・ユェン
皇太子 李亨／王勁松 ワン・ジンソン
張皇太子妃／劉威葳 リウ・ウェイウェイ
安禄山／林雪 ラム・シュー
史思明／盧星宇ルー・シンユー
風生衣／曹曦戈 ツァオ・シーグェア
何霊依／梁婧嫻 リャン・ジンシイェン
沈安／黄天崎 ホァン・ティエンチ
ー歴史ー
第５代皇帝 睿宗の三男 隆基（玄宗）
祖母となる武則天が女性皇帝として君臨する武周時代に生まれ、伯父である皇太子の李弘の養子となる。武則天は中宗に禅譲するという事で帝位を奪われ武周は消滅し唐が復活する。
朝廷には隆基の叔母で武后の娘 太平公主、武則天の実家 武氏の一族の勢力が残存していた。
中宗の皇后 韋皇后は武則天をまねて政権を掌握すべく中宗を毒殺。韋皇后は擁立した殤帝を傀儡とし自らに禅譲させようと企て隆基の従兄である皇太子 李重俊が謀反を起こすも失敗。
中宗の皇后 韋皇后は武則天をまねて政権を掌握すべく中宗を毒殺。韋皇后は擁立した殤帝を傀儡とし自らに禅譲させようと企て隆基の従兄である皇太子 李重俊が謀反を起こすも失敗。
隆基は太平公主と協力し、韋皇后排除を計画。
710年に韋皇后、韋氏一族やその与党を皆殺しに。武則天に廃位された睿宗が重祚し隆基は皇太子に立てられる。しかし隆基と太平公主との間に主導権争いが起きるが712年に睿宗から譲位後、太平公主を殺害し実権を掌握する。
武則天の時代から50年後。
第９代皇帝 玄宗時代。『傾国の美女』楊貴妃が皇帝を骨抜きにし栄華を極めていた。
【第１話】初恋の君
長安城。皇帝 玄宗 李隆基の太鼓に合わせ寵愛する楊貴妃は舞う。広平王 李俶（後の第11代皇帝 代宗）は風生衣と共に長安城を目指し馬で駆る。
唐朝 天宝12年。
奸臣 楊国忠は皇太子の兄 韋堅による謀反を捏造し皇太子一派の排除を企てる。御史府に楊相国が行き『二心を抱き天子の恩に背き、奸臣らと謀反を企てた。皇太子を惑わせた罪は万死に値する』と韋堅に聖旨を読み上げる。韋堅は楊相国に陛下を欺き忠臣を陥れた。今日こそ許さんぞと言い放つ。
長安城。皇太子 李亨が皇帝の前で自らは謀反の意はないと釈明し、叩頭していた。
御史府。楊相国は韋堅の屋敷の者を容赦なく皆殺しに。そして皇帝の最も寵愛する孫 広平王 李俶が邪魔立てしないよう足止めを命じる。
広平王 李俶は長安城に急ぎ向かうが待ち伏せしていた刺客に襲われ、風生衣を除き護衛は全て殺される。何霊依らが駆けつけ、その場を脱し長安城へ早駆けする。
長安城。皇太子は韋氏の叛心など存じなかったと話し、皇太子妃との離縁を申し出る。皇帝は皇太子の訴えを信じきれずに背を向ける。そこへ洪水の処理に行っていたはずの李俶が現れ、戸部より食糧が届かず戻ったと皇帝に話す。李俶は戸部の主事である楊相国の子息の責任を問い、此度の騒動には隠された真相があるはずと進言する。
李俶は父 皇太子をひとまず救う事が出来たが、育ての母 韋氏は罪人として郊外の寺へ送られる事になる。李俶は韋氏の元へ行く。韋氏はあなたは情に厚い、でも宮中では情など役に立たないと話す。李俶が潔白を証明しますと言うと、軽挙は慎むよう嗜める。韋氏は叔父上からの遺言だと言い「吐蕃を裏切った東則布と呉興太守 沈易直」の２人を注視するよう話す。李俶は必ず母上を呼び戻すと泣きながら韋氏の馬車に向かい平伏し見送る。
李俶は東則布と呉興太守 沈易直の事を調べさせ報告を受ける。東則布は所在不明で呉興太守 沈易直を楊相国が３度も訪ねていると知り、沈易直には何かあると考える。そして巷で噂の『万事通』と呼ばれる、その耳と目からは何者も逃れられぬと噂の知恵者を訪ねようと決める。
呉興 沈府。沈珍珠は私塾で学ぶ弟 沈安の解答を手伝い、父 沈易直に知られて咎められる。沈易直は珍珠が手伝い安は神童と称され危うく科挙を受ける羽目にと言う。珍珠は私が男だったら科挙を受け、優秀な成績を収め風流な文士になって各地を遊歴すると笑顔で返す。沈易直はもう18歳嫁ぎ先を探さねばと言うが、珍珠はまだ嫁ぎたくないと甘える。珍珠には幼き頃、溺れた珍珠を助けた少年に運命を感じ、名も知らず、少年の玉佩だけを頼りにその恩人を捜していた。
広平王府。李俶の所に建寧王 李惔が叔父上が東宮で宮女の選出を行うらしいと話しに来る。張長娣を皇太子妃に封じたばかりと言うと李俶は今後は張氏を母上と呼ぶよう言う。
楊国忠の姪 崔彩屏は兄上を慕い広平王妃が夢だそうだと李惔話すと李俶はどうやら楊国忠は広平王府にも手を伸ばす気だなと言う。そこへ皇太子が来て、張氏が楊貴妃に呼ばれたと話す。窮地に立たされ楊国忠を敵に回せないと話す皇太子に李俶は避けられぬなら受け入れるまで。楊国忠の姪を娶ったとしても対処する術はあると答える。
呉興 沈府。沈珍珠は宮女の候補に選ばれ、数日中に長安に向かう事になる。宮中に入れば恩人が捜せなくなると焦り珍珠は万事通を捜すよう頼んでいた幼馴染みの安慶緒に会いに行く。 戦に行く自分に会うため呼び出したと思った慶緒は残念がる。万事通は威陽で見た者がいると聞き、珍珠は長安に近い喜ぶ。慶緒は珍珠に酔仙楼へ行ってみるといいと言う。そして恩人が見つからなければ、自分に嫁いでくれと想いを伝える。
長安へ出立する沈珍珠を母 姜氏は案じ、父 沈易直は沈家に伝わるお守りの玉佩を渡し身につけていれば必ず選出されると手渡す。
珍珠は長安へ向かい、威陽で珍珠は体調が悪いと留まるよう素瓷に話してもらいその隙に男装して町へ出る。
ーつづくー
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