王は愛する
©️MBC 2017
キャスト
ワン・ウォン 役/イム・シワン
ウン・サン(ソファ)役/ユナ
ワン・リン 役/ホン・ジョンヒョン
ソン・イン 役/オ・ミンソク
ピヨン 役/パク・チヒョン
キム内官 役/キムジョンウク
チャン・ウイ 役/キドフン
チン・グァン 役/ジェホ
忠烈王 役/チョン・ボソク
元成公主 役/チャン・ヨンナム
ウン・ヨンベク 役/イ・キヨン
オク・ブヨン(ムビ)役/チュ・スヒョン
ソン・バンヨン 役/チェ・ジョンファン
ムソク 役/パク・ヨンウン
ワン・ジョン 役/ユン・ジョンフン
ワン・ダン 役/パク・ファニ
フラタイ 役/キム・ジェウン
第25代高麗王 忠烈王と元の皇帝の娘との間に生まれた世子ウォン。美しい容姿と知性を備えるが元の公主の子であったため父王、朝廷から警戒され孤独に育つ。ウォンには唯一心を許せる友 王族 ワン・ヨンの三男ワン・リンがいた。互いに生涯の親友と誓い合ったウォンとリンだったが、高麗一の大商人ウン・ヨンベクの娘 ウン・サンとの出会により、運命が動き出す。
あらすじ
【第1話】
『私は高麗の王と元の公主の間に生まれた。3歳にして世継ぎとなり、皆が私に跪いた。壁に囲まれた王宮が世の中のすべてで常に1人だった。12歳で友を得た。友は言った「王宮の外にも世の中があり民が暮らしている」と。そして「共に行こう」と私の手を取った。』
世子ワン・ウォンは唯一の友ワン・リンと共に頭陁山 容安堂の動安居士 イ・スンヒュを訪ね、弟子のソファ(ウン・サン)と出会う。ソファはウォンの態度が気に入らず、ウォンと揉める。ソファに掴まれた瞬間、ウォンは「お前の事を知っている」と言う。
ー7年前ー
ウォンは忠烈王(高麗第25代王)が民から批判されていると母親 元成公主(元の皇帝の娘)から聞き、狩りに行かなくていいように忠烈王の鷹を全て放つ。忠烈王はウォンに「蒙古の血を引くえせ者め」と言う。放した鷹は忠烈王が鷹笛を吹くと王の腕に戻って来る。落ち込むウォンにワン・ヨンの三男リンは飴を差出す。
ある日、二人は宮廷を抜けだし偶然町で荷馬車に剣が積んであるのを見てしまう。男達に追われて逃げ、リンは役所に調べさせようと言うがウォンは好奇心からその男達の後をつける。
その頃、高麗一の豪商ウン・ヨンベクの夫人と娘ウン・サンは馬車で実家へ向かっていた。
サンは来年12歳。禁婚礼の対象になる前にウン・ヨンベクが嫁ぎ先を探すはずとソン・インはワン・ヨンの次男ジョン(リンの兄)に言う。ソン・インの助言でジョンはサンを娶るため、ウン・ヨンベク夫人一行をならず者達に襲撃させジョンが偶然を装いサンを救うという策に出る。しかし、ならず者達とは別に手練れの男達が現れ、馬車を襲撃。右手に刺青のある男(ムソク)はウン夫人に娘 サンの居場所を聞き殺害する。
山に麻の木を見に行っていたサンは、動きづらい上衣を侍女ピヨンに着せていた。サン達も男達に見つかり侍女 ピヨンがサンを庇い斬られる。成す術なく隠れて見ていたウォンは虫の息の夫人からサンを守ってと遺言を託される。ジョンが予定通り現れ、辛うじてサンは助かるが服装から斬られたピヨンがサンだとジョンは勘違いする。
ウン・ヨンベクは怪我して運ばれたのが娘 サンでないと気づくが、サンの安全と事の真相がわかるまでサンとピヨンを入れ替え、サンは顔を斬られ傷が残ると噂を流させる事にする。
ウォンは屋敷に忍び込みサンを使用人だと勘違いし、夫人の遺言をお嬢様に伝えるよう頼む。
動安居士イ・スンヒュにウォンはハン・チョンとリンはスインと名乗る。イスンヒュ受け歩撃毬で勝てば質問に助言をしてもらえると言われソファと競うことになる。イ・スンヒュはお気に入りの仙露酒を飲みながら観戦する。ソファが優勢だったが、球が仙露酒の甕にあたり酒を駄目にしてしまう。師匠の機嫌を損ねてしまいソファは仙露酒を取りに頭陁山へ行く事に。ウォンもソファについて行く。仙露酒の保管してある洞窟までは厳しい山道、そして老朽化した吊り橋を渡らなくてはならない。吊り橋が途中で切れ、ソファを崖から引き上げたウォンはサンの下敷きになる。
『これは人を愛する事を知った私の物語だ』
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【第2話】
『12歳の時 初めて会ったあの方は独りぼっちだった』ワン・リンは父親ワン・ヨンにワン・ウォンと友のように接するよう話されるが、真の友ではない王になられるお方だとも言われる。
3人は無事に仙露酒のある洞窟に辿り着く。ウォンはリンに7年前 ウン・ヨンベクの奥方が殺された時に会った侍女がソファだと話す。
リンは紙銭を燃やし天灯をあげるソファの7年前の姿を思い出す。そしてウォンがソファの手を握ったのを見て私が先に握りたかったと思う。
ソン・インはウォンがイ・スンヒュに会いに行ったと伝書鳩で知る。酒仙を装っているが狡猾な男で王の失政を諌め続けたとオク・ブヨンに言う。
朝議。密直副使 ソン・バンヨンは世子を廃位するよう上奏する。元皇帝の孫が王になれば国を元に捧げるかもしれないと忠言し忠烈王は誰が忠臣で誰が奷臣か確かめようと言う。世子が王宮にいないと聞き、忠烈王はすぐ連れて来いと言う。
元成公主は世子の廃位が朝議で取り沙汰されたとチョ尚宮から聞き、世子がイ・スンヒュと会ったと知れれば逆謀の罪に問われる。宿衛軍より先に見つけるようフラタイに命じる。
ウォンたち3人は山中で一晩過ごし、容安堂へ戻る。ソファはウォンに酒を譲り、奥様の命日が近いから南京に行くと話す。ウォンはイ・スンヒュに我が家は代々羊を育てていると話し、狼が牧羊犬を孕ませた。狼犬は牧羊犬になれるかと聞く。イ・スンヒュはハン・チョンという名から世子だと気づく。
容安堂に宿衛軍が来るがフラタイから事情を聞いたリンがウォンを逃し、宿衛軍に捕らわれずにウォンは宮殿へ戻り忠烈王の前で酒に酔ったふりをする。元成公主はリンの頬を打ち、世継ぎの座を狙っているのは兄か?お前か?と聞く。そして我が子に何かあった時は真っ先にお前を殺すと言う。リンはジョンの仕業だと知っていたが、兄に脅され黙っていた。
ウォンはソファを心配し密かに護衛達に守らせ、後をついて行き、見守る。ソファは父 ウン・ヨンベクにイ・スンヒュの所へ行くように言われ、家を出た日を思い出す。ピヨンは顔に覆いをしてサンとして暮らしていた。リンがウンの屋敷を見張っているとソファが部屋に入り、その後ウン・ヨンベクもその部屋に入り、リンは2人が抱き合う影を見る。
ソファはウォンにお嬢様は「誰も恨まず笑いながら暮らしているわ」と言う。ウォンは私を覚えていたのかと驚くといつも忘れず感謝してたと答える。私があの侍女と知られないように身を隠していると話し、私を訪ねたり口外したら殺す事になるとウォンに言う。するとウォンは私は存在自体が罪だ。将来自分が死ぬべきと判断したらお前に委ねると話し、その時のために私達は会い続けねばならぬと言う。
ーつづくー
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